三原の「2・18行動」
2月18日(土)、小雨が降る中、13時30分から三原駅前において22人が参加して定例の街宣活動を行いました。
街頭では24日でロシアによるウクライナ侵攻から1年を迎える中、敵基地攻撃能力の保有や防衛費の倍増などを盛り込んだ「安保関連3文書」の閣議決定や台湾有事、沖縄南西諸島へのミサイル基地の配備計画など日本の安全保障政策の大転換をはかり、戦争できる国へと突き進む岸田政権に対して、6人の弁士が「軍拡よりも平和を!」と口々に訴えました。
リレートークで齋尾和望さんは、①ウクライナの問題、台湾有事の問題、北朝鮮の動向などとんでもない軍拡が進んでいる。国会も通さずに何でもかんでも閣議決定、数の横暴が続いている。あまりにも国民に説明されていない。しかし、国民はこれを認めようとしている。こうしたことが心配である。市民・良民は政治家にだまされやすい。これが現実のものになっているような気がする。②軍拡の中で課題になっている2000億円以上かかるトマホークをアメリカの言うとおりに購入する。時速900㎞で飛ぶようですが飛んでくる仮想敵国からの時速は2万4000㎞飛ぶので話にはならない。そんなものでは日本は守れない。いよいよ戦前が始まったのではないかという声が新聞やテレビなどで報じられている。このまま軍拡が進んでしまうと意に反して間違いが起こりやすい。戦争になりかねない。こうしたことを私たちは危惧している。③「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を定めた憲法9条。私たちは大変な犠牲を出した。その中で勝ち取った憲法です。押し付けられた憲法ではありません。憲法9条の精神はあくまでも話し合う。話し合いによって紛争を解決する。今朝の中国新聞の衆院議長や外相を務めてこられた河野洋平さんの記事のように、「憲法の精神は話し合いだ。そういうことを訴える人がいなくなった。戦争体験者が政治家の中でだんだんいなくなった」と憂いでいた。話し合いをしよう。話し合いをした動きがどこにあるのかが見えてこない。そういうことを皆さんと共有したい。と訴えました。
先月の街頭行動は、JR駅員・警察署員による街宣活動への妨害がありましたが、弁護士を介してJRと協議を継続しているということもあり、当日は駅員からのあいさつはありましたが混乱なく街頭行動を終了することができました。
藤本講治
【編集者】藤本さん、雨の中ご苦労様でした。三原の「19日行動」は、冬期は19日に最も近い土曜日に実施されましすので今月は18日(土)に実施されましたので「2.18行動」となっています。府中からも報告が届いていますが、府中の「19日行動」は、明日紹介します。
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