2月の「3の日行動」
「戦争させない・9条壊すな!ヒロシマ総がかり行動実行委員会」は、昨日午後5時30分から1時間、本通電停前で2月の「3の日行動」を実施しました。
「戦争をさせない千人委員会」の佐藤奈保子さんの司会で街頭行動はスタートしました。
最初は、いつものように代表世話人の一人川后和幸さんがアピール。続いてゼェンダーフリーのテーマで日本軍「慰安婦」問題解決ひろしまネットワークの岡原美智子さんが「従軍慰安婦問題の解決には、謝罪が大切だ」ということを強く訴えました。
ゼェンダーフリーの問題といえば、先日の国会予算委員会での岸田首相の同性婚の法律化を問われての「同性婚で家族観や社会が変わる」という発言が頭に浮かびます。岸田首相のこの発言は、現在の社会状況を無視するだけでなく、「なぜ同性婚で社会が変わるのか」の説明が全くなされていません。もし岸田首相が本当にそう思うのであれば、その理由をきちんと説明しなければなりません。本音が出たともいえる発言ですが、その理由を明確に説明しなければ、国会の論戦にはなりません。国会の審議はそれほど重いものだということを自覚して欲しいと思います。
次に「戦争をさせない千人委員会」の三木郁子さんが、「平和憲法こそが政治の基本だ」と岸田首相が進める軍事大国化政策を厳しく批判しました。
次のスピーカーは、ピースリンク広島・呉・岩国の新田秀樹さんです。新田さんのテーマは、「大軍拡、安保3文書について」です。このテーマも今国会の最重要テーマの一つですが、今のところこのテーマでの論戦が進んでいるとはいえません。野党のしっかりとした追及が求められます。
私もここでマイクを握りました。私に与えられたテーマは「始まった国会審議の問題」でした。私は、「少子化問題」の国会論議のあり方と問いました。
岸田首相は「異次元の少子化対策」といいながら、何が異次元なのかその中身の説明がありません。もし「児童手当の所得制限撤廃」がその中身なら、異次元のというのがはばかられる内容です。
一部野党は、所得税の改正(子どもの人数に応じて減税する)を主張していますが、それで「少子化対策の問題が解決する」とはとても思えません。
問題なことは、非正規雇用の増大による今の生活が、そして将来の生活がどうなるのかという不安の増大していることです。この問題にメスを入れない限り、真の意味での少子化対策はあり得ません。3人に一人が非正規労働者だと言われるこの社会構造を変えるために政治が何をすべきか、そして何ができるのかをこそ、論議する国会にしなければなりません。
次のスピーカーは、山田延廣弁護士です。山田さんのテーマは「統一協会問題」でした。自民党は、この問題は終わったことにしたいようですが、自治体議員を含めてまだまだ問題の本質が明らかになっていないことが指摘されました。
最後に、総がかり行動実世話人の藤元康之さんが、2月23日に予定されている「2・23 ウクライナに平和を!大軍拡・大増税NO! 市民集会」への参加を呼びかけて、2月の「3の日行動」を終了しました。
参加者は、40名でした。
いのちとうとし
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