「ミャンマー犠牲者追悼・平和への祈り 集い」つづき
仏教、キリスト教での追悼の後、広島に住むミャンマー人からメッセージがありました。
最初のアピールは、広島市立大学学生のアウンチーミインさんです。
「今もミャンマーでは、クーデターに負けず、諦めずがんばっている。関心を持って集会に参加していただきありがとうございます。多くの皆さんにクーデターの事実を知ってほしいのです。殺された人以外にも住む家が壊された人も多くいます。私の親戚を含めてです。命を失った人、財産を失った人。そのことを知ってほしいと思います。できる範囲ではなく、できる範囲を超えてがんばりたいと思っています。住むところもない、食べるものもない人を救うためにカンパをお願いします。ミャンマーに、日本に、世界が平和であるように祈ります。」
アウンサンは、先日の写真展の会場でいろいろと話を聞かせていただきました。
つづいて牧師のトゥン・カン・クップさんのメッセージがありました。
トゥンさんは、安佐南区の八木にある教会の牧師さんで、キリスト教関係のお祈りにも参加されていました。
最後に小武さんから今後の行動提起があり、「ミャンマー犠牲者追悼・平和への祈り 集い」は、30分ほどで終了しました。
その後、小武さんの提起を受け、場所を本通電停前に移動し、「1の日」行動が行われました。今回が、22回目の行動となりました。
私もマイクを握り「マスコミがほとんどミャンマーのことを報道しなくなりましたが、ミャンマーで今起きていることを忘れないようにしよう。もし私たちが忘れてしまえば、それだけ軍部の行動を認めることになります。そして支援を続けましょう」と呼びかけました。
30分あまり、それぞれの参加者がマイクを握り、思いを訴え,この日の行動は終了しました。
今回の「集い」開催の中心的役割を担っているのが、三次の小武正教さんです。小武さんは、2008年に起きた民主化運動で、国民が平和に暮らせるためにと運動の先頭に立つミャンマーの僧侶から助けを求めるメールを受け取ったことを契機に、「同じ仏教徒として、何かせずにはいられなかった。多くの人が虐げられていることを知り、自分にできることを」と子どもたちの教育活動を支援するため「メラウーキャンプ教育支援の会」を立ち上げ、今も支援活動を続けておられます。メラウーは難民キャンプ地で、ミャンマーと国境を接するタイの山岳地帯にあります。
一昨日の中国新聞によれば「メラウーキャンプ教育支援の会」は、この活動が評価され、ヒロシマ創造基金から「国際交流奨励賞」が贈られることになりました。
小武さんは、一昨年の軍事クーデター後の3月23日に原爆ドーム前で「Save Myanmar ミャンマーを救え」との思いで、犠牲者を追悼する集会(私も参加しました)を行って以降、毎月1日に三次から広島に来て仲間と一緒に「Save Myanmarの行動」として、街頭行動を続けておられます。
ミャンマーを決して忘れず、私たちに何ができるか改めて考える一日になりました。
いのちとうとし
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