「改憲発議反対・軍備増強を許さない」中国ブロック集会
そうがかり行動山口実行委員会と中国ブロック平和フォーラムが主催する「改憲発議反対・軍備増強を許さない中国ブロック集会」が、昨日午後1時から,山口市民会館で400名が参加し開催されました。
地元山口のそうがかり行動実行委員会増本事務局長の司会で始まった集会は、主催者を代表あいさつの後、本集会のメインであるジャーナリスト志葉玲(しばれい)さんが、「ウクライナ危機から問う日本と世界の平和 改憲・大軍拡を許さない!」と題して講演。
志葉さんの話は、「ウクライナ戦争が始まっていた2度目の取材を終え、ウクライナから先日帰国したばかりだ」と言う紹介からスタート。「日本のメディア、評論家等の解説では『NATOの東方拡大が原因』だと説明している人もいるが、ウクライナの人々は『プーチンの個人な的野望』から始まったと言っている」と、現地を訪れて感じたことが話されました。特に、2022年4月に訪れたブチャデの虐殺については「最低限のルールすらロシアは守っていない」と厳しく批判するとともに、「停戦をという声があるが、こうした事実からウクライナでは簡単に停戦できないという気持ちになっている」と現在の状況を説明。「即時の停戦が必要」と考えている私の思いとはやや違うなという感じの話でした。
ブチャの様子は、今年2月の訪問で直接市民から取材した状況も報告されました。また現在の激戦地であるウクライナ東部のクラマトルスク訪問時には「12日から16日まで滞在したが、毎日警報が鳴り続き、滞在中に市内の病院の敷地内にロケット弾が着弾した。この病院は、以前にも攻撃されすでに使えなくなっていた。」など、激しいロシア軍の攻撃の中で、住民や民間施設が被害を受けていることが紹介されました。
さらに「ロシアのウクライナへの侵攻は国連憲章違反で、市民や民間施設に対する攻撃は国際人道法違反。決して許されることではない。しかし、それを非難するアメリカもイラク戦争で全く同じことしている。また米国が支援するイスラエルも国際人道法違反を繰り返している。米国も深く反省し、外交・防衛政策の見直しが必要だ」と訴えました。中東にも何度も取材をされている志葉さんならではの発言です。
最後の提言として「日本国憲法の前文には『われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉をある地位を占めたいと思う』とある。憲法9条を守るだけでなく,戦争自体が世界からなくなるために、憲法の理念を活かした行動をしていくべきだ」と呼びかけ、講演は終わりました。
最後に中央のそうがかり行動藤本康成代表委員が、今後の行動提起として「最も大切ないのちが奪われている今、ウクライナでの即時停戦を求めます。5月3日に開催される憲法を守る中央集会では、5月に開催されるG7サミットで『停戦を呼びかけることを求める』アピールを出すことにしています。日本が戦争をせずにきたのは憲法9条があったからです。憲法9条の改悪の発議を絶対にさせない運動を強化しましょう」と呼びかけました。
広島からは、この集会に千人委員会などから約30名が参加をしました。
いのちとうとし
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