「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」17周年記念講演会
昨日午後2時から広島弁護士会館で岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会主催の「みんなではね返そう!岩国基地の拡張・強化」とサブタイトルのついた同会の17周年記念講演会が開催されました。
岩国基地への艦載機移駐から5年が経過しました。岩国基地は沖合埋め立て・拡張に合わせて専用港湾施設もつくられ、その機能は飛躍的に拡大し、名実ともに東アジア最大の基地になっています。基地の拡張・強化の影響は岩国市にとどまらず広島県、島根県にも広くおよび、騒音などの影響も非常に増えています。
その騒音の様子が、毎日のように岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会のメーリングリストを通じて情報が提供されています。
1月12日のメールです。
「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会です。
謹賀新年 新しい年が静かな良い年になりますように心から願います。
次の爆音情報が寄せられました。
お聞になった方、目撃された方はお知らせください。
1月5日(木)①8:59,10:47,14:58,16:00 廿日市市宮園
1月6日(金)①10:38,11:48 廿日市市宮園
1月9日(月)①11:03,11:05,13:35,13:42 廿日市市宮園
1月11日(水)①11:03、11:05,13:35,13:42 廿日市市宮園
②13:50ごろ 廿日市市阿品台北 (2機編隊で宮島のほうへ)
住民から寄せられた爆音情報です。」
「艦載機移転から5年、岩国と厚木の今」と題した記念講演は、二人の話でした。
「艦載機移転から5年、岩国と厚木の今」と題した記念講演は、二人の話でした。
田村順玄さん(元岩国市議・あたごやま平和研究所代表)は、岩国基地の現状として「①12月28日に、住民436人が原告となった第2次爆音訴訟を提訴した。②三沢基地から飛来した戦闘機が、1月1日に飛行訓練を行った。元日の飛行訓練は初めてのこと。③米兵による犯罪は依然として続いており、昨年12月には車が盗難にあい、その盗んだ車で米兵が交通事故を起こした米軍基地に逃げ込んでしまった。」などを報告されました。
続いて神奈川の厚木基地の監視を続けている金子豊貴男さん(リムピース共同代表・相模原市議)から、米軍艦載機が岩国に移転した後の厚木基地の状況の報告がありました。
金子さんは、「確かに始めの数年は騒音がかなり無くなったとの声もあったが、米軍機の代わりに自衛隊機が厚木基地での訓練やP-1配備を増やし、騒音がひどくなっている。日米両軍の共同使用や合同訓練などが増加している。」と具体的に事例を示しながら、報告されました。
そして騒音問題について「政府は、騒音被害を70デシベル以上が5秒間以上続いた時としているが、70デシベル以下でも住民はうるさいと感ずる。この住民の感じている実態に即した調査こそが求められている。だから、皆さんが爆音をうるさいと感じた時には、きちんと自治体に届ける監視活動が重要です」と、私たちの運動へのアドバイスもありました。そして「『基地はどこにもいらない』ということを主張しつづけよう」と呼びかけて講演は終了しました。
この講演会に参加し、今後も第2次岩国基地騒音訴訟支援や爆音監視など私のできる活動を続けなければと決意しました。
いのちとうとし
[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
« 広島ガスの60年史と100年史 | トップページ | もうひとつの「8.6」を知っていますか »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 中国を訪問します。(2024.09.18)
- 広島中電話局慰霊碑(2024.09.17)
- 2024年9月のブルーベリー農園その2(2024.09.15)
- 進徳高等女学校の原爆犠牲者―その3(2024.09.16)
「#平和推進」カテゴリの記事
- 中国を訪問します。(2024.09.18)
- 広島中電話局慰霊碑(2024.09.17)
- 進徳高等女学校の原爆犠牲者―その3(2024.09.16)
- 進徳高等女学校の原爆犠牲者(2024.09.13)
コメント