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2023年1月24日 (火)

三原地区の「19日行動」と広島の「1.23街宣」

昨日召集された「第211回通常国会」に向け行われた三原地区の「19日行動」と広島で行われた「1.23街宣」の報告です。

三原地区の活動は、いつものように藤本講治さんから届きました。

【三原地区】

平和で安心して暮らせる社会の実現を求めて、2023年最初の「19日行動」を1月21日(土)、13時30分から三原駅前におい18人が参加して実施しました。街頭行動の始めに、戦争をさせない三原市民行動共同代表の三原地区労働センター森光議長が「いま国内外で平和が脅かされている時だけに、一人でも多くの人に平和について考えていただき、行動を一緒にしてもらおうと呼びかけていくため今年もがんばって行きましょう」とあいさつを行いました。 その後、6人が憲法をないがしろにし、専守防衛をないがしろにする岸田政権の安全保障政策について、「1月23日から通常国会が始まる。この国会では防衛費増額などの予算案が審議される。国民生活を無視した軍備増強に反対の声を上げていこう」と訴えました。

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スピーチで岡崎敏彦さんは、ロシア・ウクライナ戦争について考えなければならないことを述べました。「報道によればウクライナへドイツの最新鋭の強力な戦車を供与することが準備されている。ゼレンスキー大統領は、『ロシアに対抗しないと我々は生き残れない。正義を守るためには負けられない。今もっとも必要なものは戦車だ。』と強く訴えています。一方、アメリカの軍部最高指導者は、『今のやり方ではウクライナから今年中にロシア軍との戦争を止めさせることはできない。最後は平和的な外交で解決していかなければならない。』とも言っている」と指摘し、「世界から戦争を無くすためには平和的外交以外にない。その原点は、私たちがあの忌まわしい戦争を経験し、誕生したすばらしい日本国憲法だ。残念ながら今、その日本国憲法が傷つけられているが、もう一度私たちが磨いて、我々が元気に人間らしく生きていくためにはこの憲法が武器にしなければならない。このことを大切にして、今の憲法を変えていこうとする動きに対抗していかなければならない。」と訴えました。

今年最初の19日行動は、三原駅員・三原警察署員に1時間にわたって囲まれ、「この場所での行動は止めなさい!」という異様な空気の中での街宣活動となりましたが、憲法に保障された権利(憲法21条=表現の自由)を行使するべく最後まで街頭行動をやり切りました。

藤本講治

【広島地区】

「戦争させない・9条壊すな! ヒロシマ総がかり行動実行委員会」は、国会召集日の23日午後5時30分から45分間、本通電停前で街頭からのスピーチ行動を行いました。

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アピールでは、「軍事費倍増ではなく、①子育て・保育にもっと予算を②貧困者への生活支援の重視を③軍事費を生活、学費などに使えばどれだけ豊かになるか」などを4人の弁士が訴えました。私もマイクを握り、「今国会はどう論議されるべきか」のテーマで次のように話しました。

「昨年12月の臨時国会閉会後の岸田首相の様々な政策決定は、全く国民の声を無視したものでした。それは国会そのものを無視したものでもあります。

日本国憲法は、国会、内閣、裁判所の三つの独立した機関が相互に抑制し合い、バランスを保つことを求め、権力の乱用を防ぎ国民の権利と自由を保障する三権分立の原則を定めています。「法律をつくり、廃止することができる」のは国会だけであり、内閣の役割は「国会で承認された予算や法律に基づいて行政を進める」だけであるにもかかわらず、特に安倍政権以降、この原則がないがしろにされ、内閣が国会の上位にあるかのごとき政治が続いています。その流れは、岸田政権にも引き継がれています。こうした岸田首相の政治手法は絶対に許されません。

今国会に一番求められているのは、日本国憲法に基づき、国会が国会としての役割をしっかりと果たすことです。そのためには、それぞれの問題点に真摯に向き合い、質問には正面から答え論議を深めることです。それは与野党を問わず、すべての国会議員の責任です。そのためにも、国会の論戦に市民がもっともっと注目することが大切です。」

参加者は、51名でした。

いのちとうとし

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コメント

三原の19日行動における警察権力の介入は許しがたいものです。この問題は一団体の問題ではありませんね。「表現の自由がなくなった先に戦争があった」と言った被爆者団体の代表の言葉をお聞きしたことがあります。一昨年の広島市「平和」推進条例は、まさに表現の自由の問題でした。治安維持法の条例版というべきと思います。「あなたの意見には反対だ。しかしそれを言う権利は命を懸けて守る」という有名な言葉があります。三原の今回の取り組みを最後までやりきられたことに敬意を表します。私も同じ場面なら最後までやり通します。そのことが「再び過ちを繰り返さない」ことになると思うからです。

ブロッホさん
コメントありがとうございます。
ご指摘の通りです。まず、表現の自由、言論の自由が封殺されて、次に進んでいく政治の流れを危惧せざるを得ません。
自分多たちの権利を守るために、様々な行動が必要ですが、三原の来月の行動には、「総がかり行動実行委員会」からも弁護士を派遣して、きちんとした対応をとることを確認しています。

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