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2022年12月11日 (日)

易地思之―12・8不戦の誓いヒロシマ集会

「12月4日にラグビーの早明戦がありました。」

12・8不戦の誓いヒロシマ集会の講師内田雅敏弁護士の講演のスタートのことばです。一瞬何のことだろうと思ったのですが、次の話で納得です。

「早明戦は、学生ラグビーの花形でが、1923年(大正12年)に第一回目が開催され、その後かなり早い時期から毎年12月の第一日曜日に開かれるようになりました。81年前の12月の第一日曜日は、12月7日でした。この日もラグビーの早明戦が行われました。その時、日本海軍機動部隊が真珠湾に向けて航行し、日本陸軍の輸送船団がマレー半島に向けて台湾から出向していました。このようなときに日本国内ではラグビーの早明戦が行われていたのです。戦争は、日常生活の中で突然始まりました。」

「真珠湾奇襲攻撃によって日米戦争が開始されるや一部の例外を除いて日本の知識人は、一斉に戦争賛美に変わってしまいました。」

この後内田さんの話は、1972年9月29日の田中・周恩来会談を経ての「日中共同声明」に始まる日中国交正常化50年の歴史を、その時々にかわされた会談や共同声明等を一つ一つ丁寧に紹介されました。とくに、「一つの中国」問題や「尖閣諸島問題」の日中双方の考え方についての話は、改めてこの50年の歴史を振り返り、何が問題なのかを考えるきっかけになりました。初めてこんな話を聞くことになった参加者も多く、真剣に聞く姿が印象的でした。

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内田さんは、講演の中でいくつかの4文字熟語を紹介されましたが、中でも特に印象に残っているのは最後に紹介された「易地思之」です。調べてみると、この言葉は、韓国の文大統領は2021年3月1日の演説で、日本に対するメッセージの中でも使われた言葉のようですが、韓国語では역지사지(ヨクチサジ)と表記され、その意味は「相手の立場に立って考える」ということです。このことは、言うは易く実践しようと思えば、なかなか難しいことですが、外交においては、ことの要諦だと思います。

いま声高に、中国脅威が叫ばれ、軍備の拡大・状況が進められていますが、立場を変えて、冷静に今の状況を考えることが本当に求められているのではないかと思います。

同時に、81年前の12月7日のように、普通の生活を送っていた日常が気付かないうちに戦時のもの言えぬ社会に変わってしまったと、後悔しないように日々の政治の動きに関心を持つことが重要だと改めて実感しました。

そして誤った戦争の歴史をくり返さないためには、過去の歴史からその教訓を学ぶことが大切だと学ばされた内田さんの講演でした。

最後に

「私たちは、引き続き平和と安全に関わる岸田政権の方向性をしっかりと見据え、軍備増強を許さないたたかいを進めていかなければなりません。

開戦の日を迎え、私たちは過去の植民地支配と侵略戦争の反省に立って『12月8日』を『8月6日』と並んで、ヒロシマが忘れてはならない日と位置付け、毎年『不正の誓いヒロシマ集会』を開催しています。日本国憲法発効75年、サンフランシスコ講和条約70年、沖縄本土復帰50年、日中国交正常化50年の節目の年。近隣諸国を侵略した歴史を持つわが国では、誠実かつ忍耐強く平和への努力を続けることこそが求められています。

いまを生きる私たちは、先人が守ってきた『戦争しない国づくり』を誇りをもって続けなければなりません。」

などを内容とする集会アピールを採択し、12・8不戦の誓いヒロシマ集会は終了しました。

いのちとうとし

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