平和公園に消防車?―「平和の池」の清掃活動
一昨日(10日)午後2時頃、平和公園を訪れると国立原爆犠牲者追悼祈念館前に消防車が一台停まっていました。「何が起こったんだろう」と周囲を見ましたが、特別変わったことは見受けられません。ちょっと不思議な光景です。
しかし、近づいてみると放水用のホースが、平和の池に延びています。
平和の池では、消防隊員がホースから出る水の勢いを利用して、底にたまった汚れを流し落としています。
水の勢いで底に敷かれた石の表明が、ぐんぐんと綺麗になっていきます。
作業中の消防士さんに訊ねると「年2回、この作業をしています」との返事でした。
年2回といえば、夏の8・6前にボランティアによる平和の池清掃活動が、ニュースになることを思い出したのですが、私が、この光景を見た時には、平和の池やその周辺には、消防士以外の姿は見えませんでしたので、この放水による清掃が、ボランティアによる清掃活動の一環だということには、気が付きませんでした。
しかし、帰宅後夕方のNHKのニュースを見ていると「新しい年を迎える前に、広島の平和公園では、ボランティアの人たちが『平和の池』を清掃しました。」が放送されました。下の写真は、そのニュース番組を写したものです。
1957年(昭和32年)にこの「平和の池」が作られて以降、ほぼ毎年、8月6日の広島原爆の日の前と年の瀬のこの時期に、地元の市民団体によって清掃活動が行われているとのことです。今年は、たまたま私が平和公園を訪れたこの日(12月10日)、30人のボランティアの人たちによって実施されたようです。「平和の池」清掃のことは、何度かニュースでは見ていたのですが、直接遭遇するのは初めてのことです。厳しい寒さも少し和らいだ土曜日の昼下がりの思いがけない光景でした。
12月に入ったのですが、平和公園には多くの修学旅行生の姿がありました。
いのちとうとし
[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
« 易地思之―12・8不戦の誓いヒロシマ集会 | トップページ | 被爆二世訴訟で長崎地裁、「原告らの請求棄却」の不当判決 »
「ニュース」カテゴリの記事
- 加藤友三郎像(2024.09.07)
- ヒロシマとベトナム(その61) ~南シナ海をめぐる動向-5~ (2024.09.05)
- 中国新聞の二つの記事―その1(2024.09.03)
- 久しぶりの参加です。「VIGIL FOR GAZA(ビジルフォーガザ)」(2024.09.02)
- 被爆79周年原水爆禁止世界大会(2024.08.11)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 中国を訪問します。(2024.09.18)
- 広島中電話局慰霊碑(2024.09.17)
- 2024年9月のブルーベリー農園その2(2024.09.15)
- 進徳高等女学校の原爆犠牲者―その3(2024.09.16)
« 易地思之―12・8不戦の誓いヒロシマ集会 | トップページ | 被爆二世訴訟で長崎地裁、「原告らの請求棄却」の不当判決 »
コメント