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2022年11月27日 (日)

「中国が攻めてきたらどうするか?」と問いかけられたら

日本政府は、中国脅威論を強調し、敵基地攻撃能力行使容認の動きが強めています。しかも、敵基地攻撃能力では反対の声が強くなると考えたのか「反撃能力」と意味不明の言葉に置き換え、姑息な方法まで取っています。

今日のテーマは、この問題を直接的に考えることではありません。19日に開催された「『ノーモア沖縄戦 命(ぬち)どぅ宝』広島のつどい ~ 進む琉球弧の島々(南西諸島)の軍事要塞化 ~」の講師山城博治(沖縄平和運動センター前議長)の発言から考えたいと思います。

山城さんは、よく知られているように沖縄・辺野古基地反対行動の中心的役割を担ってきた人です。講演の中心は、いま沖縄から鹿児島に連なる南西諸島(琉球弧)が急速に軍事化されていることについての話でしたが、その中で私が特に印象に残った話は、次のことです。

辺野古基地反対の座込みの場所での出来事です。この場所を訪れた学生にいろいろと話した後、学生から出た質問です。「中国が攻めてきたらどうするのですか」。よく出る質問です。この質問に山城さんは「中国が攻めてきたら降参します。白旗をあげて、手をあげて」と答えたという話です。山城さんは、この後「台湾有事になれば、中国が日本を攻めてくるというが、しかしなぜ中国が攻めてくるのかは誰も語っていません」とも指摘しています。

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私が、なぜこの話が特に印象に残っているかといえば、私も衆議院の憲法調査会で同じ質問をされたことがあるからです。

私は、「有事が発生するとしたら、それは政治の失敗。そうならないために政治がどう努力するのかが問われている。徹底した外交の努力によって、有事の事態を発生させない事こそが政治の役割だ」ということを、憲法調査会で繰り返し主張してきました。憲法調査会では、自由討論の時間があり、他の委員に対して質問することが許されていましたので、ある日の委員会で公明党の委員から私に対し次のような質問が行われました。「いのちとうとしさんは、外交の努力によって有事を防がなければならないと主張されていますが、それでも万、万、万が一、他国からの武力攻撃があったらどうしますか」というのです。万を数回繰り返したように記憶しています。まさに辺野古での山城さんに対する学生の質問と同じです。もちろん当時は、具体的な国の名前が出たわけではありませんが。

この質問に私は次のように答えました。「今の国際関係の中で、日本が攻撃されるような事態にはならないし、そのための外交努力を徹底して行わなければならないと思っている」としたうえで「それでも万、万が一といわれるのであれば、私は、無抵抗で手をあげます。もし日本が攻撃されるということになれば、国内が戦場になるということです。この狭い日本が戦場になったらどうなるでしょうか。多くの市民のいのちが奪われることは必至です。政治が何よりも優先しなければならないことは、国民の生命や財産を守ることです。国民のいのちを守るためには、武力を行使しないことが一番です」と。当時は、専守防衛のみ武器使用が許されると憲法解釈がされていましたので、武力攻撃を受けるということは、国内が戦場になることです。国内が戦場になればどんなに悲惨な状態になるのかは、沖縄が戦場となった第2次大戦が私たちに教えています。

山城さんも同じことを指摘されました。「あの沖縄戦で、住民が旗をあげて出ていったら、あんな悲惨な事態にはならなかった。命どぅ宝―命を一番大切にすることが大事。だからこそ、再び戦禍がおとずれることが無いように頑張ってきた。何のために77年間がんばってきたのか。なぜこんなことが起きるのか思わざるを得ない」と。

山城さんの話を聞きながら、憲法調査会でのことを思い出し、今こそ、本当に命を守るとはどういうことなのか、どうやったら命が守れるのかを考える時に来ていると思いました。

いのちとうとし

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コメント

非常に重要な指摘と思って読みました。
戦争反対といいながら、ウクライナが抵抗して戦うことを肯定した人が多いと思います。
しかし、武器をとっては、殺し殺される世界が広がっていく。
過去の戦争体験に根差した憲法九条の非暴力の精神を、いまこそ血肉化してくことが重要と思われます。

まったくそう思います。ゼレンスキーは国民の命を危険にさらしている点で失格だと考えています。
讃井さんのアジア文化会館、学生時代にアジアからの留学生がそこにいて何度か行ったことがあります。懐かしい。今はそのように変わっているのですね。少し上がると仏舎利塔がありました。

朝一番にコメントをいただいた方、前田耕一郎さん
コメントありがとうございます。
真にいのち呂守るためには、この決意が無ければならないと思っています。憲法9条を守るとはどういうことなのか、このテーマに正面から向き合わなければ、真の意味で戦争反対は言えないのではないでしょうか。
お二人とこの思いを共有できて本当によかったと思っています。

噓だらけの池田勇人。いい本でした。池田総理大臣が、噓つきと、いう本では、ありません。池田総理大臣が、誤解され過ぎているという内容です。池田総理大臣の宏池会の延長が、今の宏池会ではないことが、わかります。アメリカの著名雑誌のインタビューに、ビシッと、答えています。内容には、あえて.触れません。

小宮山さん
コメントありがとうございます。
「嘘だらけの池田勇人」私は読んだことがありませんが、自民党の中でも特別の位置にあったはずの宏池会ですが、今の岸田さんの姿を見るとどうにもならない思いです。
なぜ?と首をかしげざるを得ません。ぜひ読んでみたいと思います。

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