「第4回西村不可止絵画展」に行きました。
電電公社で一緒に働いたことのある友人西村不可止さんの「第4回絵画展」が、昨日から6日までの会期でgallery718(中区袋町7-18)で開催されています。
絵画展の案内状が届いていましたので、初日の昨日会場を訪れました。
案内状に使われた作品名は、「ICT2021」となっています。「ICT」とはと思っていたら、会場に置かれた「ごあいさつ」には次のように書かれています。
「私は高校卒業がすぐに電電公社に入り、24歳の時のコンピューター部門に配属されました。そのころは勤務のかたわら趣味として時折絵が描く程度でした。(中略)絵画展の締め切りが迫る中、師から『職場の中に何かないか』とのヒントをいただき、職場のごみ箱に捨ててあったSCSIボードが目に留まり、これらを構成して描きました。結果は奨励賞をいただき、少しは職業であった『コンピューターシステムのイメージ』に辿りつけました。」
さらに調べるとICTとは、「Information and Communication Technology」の略称で、日本語では、「情報通信技術」と訳されるようです。
今回の絵画展に並ぶ作品のほとんどは、「ICT」のタイトルが付けられています。とここまで書いて改めて案内状を読み返しました。
「見えたことから感じたことへ。1969年からコンピュータ・システムに携わってきた私。そして今『IT』革命といわれる真っただ中、私が感じた『ICT』のイメージを描いてみました。」
西村さんの絵画展には、何度か足を運びましたが、これまでは「非戦」シリーズや被爆植物を扱った「カンナ」シリーズが中心となった展覧会でしたので、私の運動との共通点を見出し、話が弾むことがありました。もちろん今回も話は弾みましたが、今回は新しいシリーズですので、一緒に働いた職場のことを思い出しながらの会話になりました。
ただ会場には、「ICT」シリーズの抽象画とともに具象調で描かれた鳥取県の大山を描いた「大山」シリーズも数点展示されています。
これらの絵の前では、何となくほっとする気分になります。
私と同年代の西村さん、応援できるのは会場に行くだけですが、いつまでも頑張ってほしいと思います。
初日だったからでしょう、会場でかつての職場の同僚と何人か会うことができ、旧交を温めました。
一人でも多くの人が訪れることを願いながら会場を後にしました。
いのちとうとし
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