フィールドワーク「安野発電所への中国人強制連行」-その2
いよいよ9カ所あるといわれる「導水トンネルの堀り口」の見学です。
少し見えにくいのですが、当時の工事関係の位置図です。
地図上で〇囲いされているのが、「掘り口」の位置です。一番下に安野発電所があります。
安野発電所に一番近い「掘り口」は、上垰横坑です。現存していますので、中国電力の方に案内していただき現地まで進みます。
上垰横坑は、現在も中毒電力が管理していますので、入り口まで車が入れる道があります。ただ、でこぼこが多く、草も繁っていますので、今回は少し手前のアスファルト道路が尽きたところで車を降り、徒歩で移動しました。
入口近くには、通路ができています。周りの草が伸びています。通路を通って入口まで進みます。
入口の高さは、1.5メートルぐらいしかありませんので、入ろうと思うと少し頭をさげてはいることになります。
現在も定期的な点検で使用されていますので、中は、綺麗な状態です。
この入口から、78メートル先に導水管が通っています。この入口から入り、78メートル先で左右に穴を作業が行われました。当時は、導水管を掘削するための発破(ダイナマイトを爆発させる)によって出て来た石をモッコなどで担ぎ出し、外に石を捨てる作業をしていたのが中国人です。入り口に向かって左側の谷と思われる場所に石の捨て場がありましたが、現在は草が覆い茂っており、当時の様子がを偲ぶことはできません。ここが捨て場だったと説明されなければ、想像できませんでした。
このような石の捨て場は、その後訪れた堀り口でも同じように見つけることができました。
次は、光石横坑です。ここも現在も使われています。ここは、すぐ近くまで車で行くことができました。
入り口は、少し大きめで高さは2メートルくらいありますので、立ったままで入ることができます。
この横穴を46メートル奥に進むと導水管が通っています。
ここで中国電力の案内者とは一旦分かれて、東谷横坑と西谷立坑を訪れました。
東谷横坑は、現在は閉鎖となっていますので、その入り口を見つけることはできません。
この場所を訪れたことのある川原さんの話では「以前、末田安芸太田町会議員のお話を聞いた時には、前方の真ん中ほどに見えている中国道の左端にあったようです」とのことでしたが、実際にあった場所は、今回も確認できませんでした。
次に西側の谷筋にある西谷立坑に移動しました。ここで中国電力の案内者と合流しました。
最初に訪れた二つの堀り口は、横坑(水平に穴が掘られている)でしたが、ここは立坑ですので、垂直に穴が掘られているということです。
手前の金網の右側の柱のすぐ横に四角に縁取られたように見える鉄板があります。ここが立坑の入り口です。現在も使われています。当時、ここから掘削によってできた石などを地上に挙げていたようです。
この数メートル(きちんとした数字を書き忘れました)下に、写真の人が立っている方向から手前の方向に向けて導水管が走っています。
ここは、普通の道路のすぐわきにありますので、誰でも見ることができます。
ここから少し下って国道191号に出る少し手前に、全部で4カ所あった中国人収容所の一つ、津浪収容所がありましたが、いまは田んぼになっています。
ちょうど12時ころになりましたので、津浪の道の駅で昼食を取ることにしました。この道の駅の責任者をしているため日曜日の昼間は忙しく同行できなかった末田町議に会い、東谷横坑のことを聞きました。末田町議の話では「東谷の堀り口は、立坑だったように覚えている」という話でした。先ほど見た地形からいうと、末田町議が言うように立坑だったとも想像できますが、結局最後まで確認はできませんでした。
半分ほど終りましたので、当日のフィールドワークと同じように休憩し、残りは明日紹介します。
いのちとうとし
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