ヒロシマとベトナム(その36-1) 少数民族の子どもたちへの奨学支援シリーズ2-1
少数民族の子どもたちへの奨学支援シリーズ2-1
「第14期サポーター」募集中、ご理解とご協力をお願いします
7月、8月と「少数民族の子どもたちへの奨学支援シリーズ2」から離れましたが、再び戻ります。
現在、この9月入学の「第14期奨学生」20名のサポーターを募集しています。現時点17名の登録で85%の達成率ですが、昨年(13期)、一昨年(12期)と一桁台の応募にとどまり、その回復分を含め40名を目標としていますので現時点の達成率は42.5%です。
下表をご覧下さい。第13期奨学生までの260名を235名のサポーターが支援してくださいました。支援金額は年間18,000円で3カ年年、54,000円です。支援してくださっている61%が年金生活の方々、働いている世代が32%、企業や事業所・団体などが7%です。
下の表は、2009年から2021年までのクアンチ省少数民族寄宿高等学校への奨学支援「サポーター」登録の推移です。
自らの体験を通した暖かい支援 ~悪化する暮らしと円安が支援の足かせ~
自ら戦争と戦後の苦しい暮らしを体験された方、ベトナム戦争当時に青春時代を過ごした団塊世代の方、子育てを終え同世代の子どもを持つ比較的若い方など支援して下さる方は異口同音、「暮らしは楽でないけど、少しでも役に立てたら」、「何よりも平和が大切、しっかり勉強して世界の架け橋になって」と支援金とともに熱いエールを子どもたちに送ってくださっています。
コロナ禍が始まった2020年のサポーター登録は8名、昨年は9名と定数20名を大きく割り込みました。20数年の賃上げ抑制と乏しい年金の一方、増加を続ける社会保障費。加えてコロナ禍による一層の収入減と将来不安の高まりが影響していると思います。
そして今、一斉に値上げラッシュが始まりました。
さらに、とどまることを知らない円安が奨学支援に追い打ちをかけています。昨年9月は1㌦≒110.94円でしたが9月3日時点140.14円です。30円の円安で昨年よりも21万6,000円も多く奨学支援金が必要です。
昨年、一昨年は現地での「奨学金授与式」が開催できず、クアンチ省とWebでつないだ「オンライン授与式」でしたが、今年は11月中旬ベトナムを訪れる予定です。それまでの2ヶ月間、1学年から3学年までの60名の奨学金が確保できるように取り組み進めています。
是非、趣旨にご理解いただき、一人でも多くの皆さんのご協力をお願い致します。連絡先は、明日掲載します。
(2022年9月5日、あかたつ)
【編集者】「少数民族の子どもたちへの奨学支援シリーズ2」は、今日明日の2回に分けて掲載します。
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