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2022年9月 6日 (火)

ヒロシマとベトナム(その36-2) 少数民族の子どもたちへの奨学支援シリーズ2-2

少数民族の子どもたちへの奨学支援シリーズ2-2

お金だけでなく、暖かい気持ちを貰って感謝

2019年に奨学生の故郷(少数民族村)を訪ね、保護者の方々と交流しました。暮らしの状況と①奨学金についての思い、②奨学金の使途、③子どもさんの将来の夢についてお聞きしました。

下の写真は、ケアンチン省ダックロン県ホックギン村での奨学生と保護者との交流風景です。

Photo_20220904092701    

◇1年生 ホー・ヴァン・ミン(Ho Van Minh)君の母(42 歳)、ヴァンキュウ族

①農業で年収1万5千円ほど。家は貧しいがHVPFのおかげで高校に行かすことができた。お金だけでなく、暖かい気持ちを貰って感謝している。②本や服を買い、残りは家のために使う。③息子の夢は軍人になり国境を守ること。軍隊に行けば政府が助けてくれる。

◇1年生 ホー・ティ・カン(Ho Thi Canh)さんの父(67 歳)、ヴァンキュウ族

村のオフィスで働いていた、月220万ドン(11,000 円)の年金で生活している。①とてもうれしいが家から遠く心配。②本や服など学校に入るため必要な物を買い、残りは娘が管理する。③娘の将来の夢は、学校の先生になること。

◇1年生 ヴォ・ティ・アン・チュエン(Vo ThiAn Thuyen)さんの母(59 歳)、キン族

①とても嬉しく感謝している。②勉強に必要な本や洋服を買い、残りは家のために使う。③娘の夢は聞いていない。

◇1年生 ホー・ティ・ヌック(Ho Thi Nhuc)さんの母(40歳)、ヴァンキュウ族

林業(造林業)の他たくさんの仕事をして月収300万ドン(15,000 円)。「主席さんの前だから余り詳しく喋るとマズイ」と言いながら話す表情は屈託なく明るい。①娘の将来が開けて、とてもうれしい。②学校の先生になりたいと言っている。③学用品や洋服を買う。

1年生 ホー・ティ・マイ・ゴク(Ho thi My Ngoc)さんの親戚の女性(31 歳)、ヴァンキュウ族

学校の教師、月収600万ドン(3万円)。少数民族村の教師のなり手が少なく、他の地域の教師よりも賃金が高いとのこと。①ゴクの父親は亡くなり、母は行方が分からない(複雑な事情を抱えている様子)。とても優しく良い子。②他の人と一緒で学用品や服を買う。③英語が得意で、将来は英語の先生になりたいと言っている。

3年生 ホー・ティ・クゥ(Ho Thi Khura)さんの義理の叔母(33 歳)、ヴァンキュウ族

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入学当初のクゥさん

幼稚園の先生、月収3万円。①クゥの両親は離婚、母は再婚し父はドンハ(クアンチ省の省都)にいる。夫がクゥの母の兄弟で自分たちが見てきた。HVPFのおかげで高校に行け、とても感謝している。②学用品やクゥの身の回りの物に使った。③英語が得意、クアンチ省の中で3番の成績。大学で英語を学び、将来は英語を生かしたガイドになりたいと言っている。

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奨学金授与式で将来の夢を語る3年生になったクゥさん(2019年11月)

奨学支援の申し込み、問合せはこちらに願いします。akatatu@d4.dion.ne.jp

(2022年9月6日、あかたつ)

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