8.6の一日
広島に世界最初の原爆が投下されて77年目のあの日を迎えました。
今年の8.6の日の私の行動です。
広島市原爆死没者慰霊式・平和記念式に原水禁国民会議を代表して参加するため、朝はいつもより30分ほど早起きです。
広島市からの案内状には、「午前7時20分までに受付を済ませてください」と書かれていましたので、自宅を7時に出発するためです。
平和公園の会場周辺は、広島市職員が隙間なく立ちロープが張られていますので、国際会議場前の受付まで進みます。少し異様な風景に見えます。
受付を終え、指定された座席に行くと、もうすでにほとんどの席が埋まっていました。
定刻通り式典が始まり、いつものようにまさに整然と式は進行します。
式典は予定を少しオーバーして終了。すぐに原水禁世界大会のまとめ集会の会場に移動します。式典会場の横から移動できませんので、平和大通りまで戻って、少し遠回りで、県民文化センターに移動しました。
午前9時半からまとめ集会がスタート。私は、主催者あいさつをしました。今回で3回目のあいさつです。
午前10時から始まる広島県被団協の「原爆死没者追悼慰霊式」に参加するため、あいさつが終わると退席しましたので、採択された「ヒロシマアピール」の一部を紹介します。
1945年8月6日午前8時15分、広島に投下された原子爆弾は、強烈な「熱線」、「爆風」、「放射線」のもと、その年の内に14万人もの生命を奪い去りました。あの日から77年、被爆者の高齢化は進み、限られた時間の中で、援護対策の充実と国家の責任を求めることが急務となっています。また、米国とロシア・中国の大国同士の対立などで混迷する世界情勢を受けて、核兵器をめぐる状況は危機感を深めています。改めて核兵器廃絶への歩みを確実なものにしていかなくてはなりません。(略)
私たちはこの間、日本政府に対し核兵器禁止条約の批准、NPT再検討会議の成功を求める「核兵器廃絶1000万署名」を取り組んできました。これからも、「核と人類は共存できない」ことを基本に、日本政府への「核兵器禁止条約署名・批准」を求める運動に総力をあげ、核兵器廃絶への動きを前進させましょう。(略)
原水禁運動の原点は被爆の実相です。しかし、被爆77年が経過し原爆被害の実相が風化しつつあることも事実です。限られた時間の中で、核兵器廃絶とヒバクシャ課題の解決とともに、被爆の実相をどの様に語り伝えていくか、次世代につなげて行く取り組みを進めていきましょう。
一人ひとりの命をないがしろにする全ての政策に反対して、個人の尊厳を守り、未来ある子どもたちに「核も戦争もない平和な社会」を届ける取り組みを全力で進めましょう。
ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・フクシマ、
ノーモア・ウオー、 ノーモア ヒバクシャ
広島県被団協の「原爆死没者追悼慰霊式」では、一言あいさつをし、献花をしました。
午前中の行動はこれで終了しました。
昼食後、午後2時から広島弁護士会館で開催された核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)主催の8・6国際対話集会~反核の夕べ2022 核戦争をいかに防ぐかヒロシマで考える」に参加。午後4時30分にこの集会が終了し、暑い一日が終わりました。
いのちとうとし
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