お墓参り
昨日、知人2人と一緒に、広島県被団協前理事長坪井直さんのお墓参りに行ってきました。
坪井家のお墓は、西区己斐にあります。かなり大きな墓苑です。お盆前ということで訪れる人も多く、墓苑入り口(入口には大きな管理棟がある)の少し手前から車の列がつながっていました。
坪井家のお墓は、2段になっている墓地の上の段にあります。一度訪れたことのある中本さんの案内で、何とかお墓にたどり着きました。口で説明されただけでは、とてもたどり着くことはできない場所です。
お墓には、初盆を表す白い盆灯篭1本が立っていました。
線香に火をつけ、早速頭を垂れます。
お墓の右側面に二人の名前が刻まれています。先に亡くなられて奥様の名前の右側に自分の名前を刻めるように、あらかじめ2行分空けてあったようで、右端に坪井さんの没年「令和3年10月24日」などがと刻まれています。
左隣に奥様の没年月日「平成4年6月3日没」が刻まれています。平成4年は、1992年ですから、私が初めて坪井さんに会った2年前に亡くなられていますので、奥さんには一度もお会いしたことがありません。
坪井さんが、広島県被団協で働き始められたころ、時々会合の後夕食を共にし、車で坪井さんを自宅まで送って行ったことがあります。自宅にはいつも明かりがともっていませんでした。奥様をなくして、一人きりの生活だったのです。玄関を開けて、時には座敷まで上がり込んだことを思い出します。
お墓参りをしながら、「テレビが記録したヒロシマ」で上映された「あきらめない 被爆者・坪井直 96年の生涯」に、奥様のお墓参りをする坪井さんが映っていたことを思い出しました。その時は、お墓のある場所がどこかわからなかったのですが、この場所だったのです。
お墓から振り返ると、前方に広島市内の中心部の街並み遠望できます。見晴らしの良い場所です。
「坪井さん、ここからいつも私たちの活動を見守っていたくださいね」と呼びかけたくなる景色です。
私たちが、お墓参りを終える頃、坪井さんをいつも送り迎えしておられた娘さんの親族の方たちがお見えになりました。これも何かの縁と思い、坪井さんのお話を少しして、お墓参りを終えました。
いのちとうとし
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