被爆77周年原水禁世界大会広島大会始まる
昨日(3日)被爆77周年原水禁世界大会・広島大会が始まりました。
ここ2年間は、コロナ禍オンライン集会を余儀なくされましたが、今年は「できるだけ従来の大会開催に近づける」との考え方で準備を進め、3年ぶりの対面方式で開催することができました。
私の一日の行動です。
午後3時、海外代表のアメリカ・ピースアクションのカロ・アクニャ・オルベラさんの原爆慰霊碑献花に同行しました。
午後3時30分、平和公園から開会総会会場のグリーンアリーナまでの「折鶴平和行進」に参加しました。出発にあたり、現地実行委員会を代表してあいさつ。
本当に暑かったです。NHKの角を曲がり電車通りに出て、やっと一息つけました。
午後5時から第23代高校生平和大使梶原百恵さんの司会で開会総会が始まりました。
今年は、主催者のあいさつの役割を担いました。
私のあいさつの一部です。
「プーチン大統領による『核兵器使用を示唆する発言』によって、世界中が核兵器使用の現実的な危機に直面しました。『核を使用する』という脅しは、『核兵器禁止条約』のみならず1996年に出された国際司法裁判所の勧告的意見にも違反する明確な国際法違反であり、絶対に許すことはできません。
プーチン発言は、非人道兵器である核兵器の存在そのものがいかに危険なものであり、人々を脅かすものであるかを改めて世界の人々に実感させることになりました。(略)
『核と人類は共存できない』人類が核兵器の脅威から逃れる道は、全ての核兵器を廃絶するしかないのです。(略)
8月1日に始まったNPT再検討会議で演説した岸田首相は、核兵器禁止条約に触れないだけでなく、核保有国に対し具体的な核兵器の削減を求めることもありませんでした。アメリカの核抑止力に頼る限り核兵器保有国と非保有国の橋渡しの役割など果たすことはできません。
日本政府に、とりわけ被爆地広島から選出された岸田首相に対し、核なき世界を実現させるために「核兵器禁止条約を直ちに批准する」ことを強く求めます。(略)
1955年、この広島で開催された第1回原水爆禁止世界大会の『大会宣言』は、次のように訴えています。
『原水爆が禁止されてこそ真に被害者を救うことができます』と。
坪井さんや被爆者の思いにこたえるためには、被爆者が一人でも多く生きているうちに、この約束を実現させることです。それは、原水禁運動に関わる私たちの責務です。
『ネバーギブアップ』坪井さんがいつも被爆体験を語った最後に呼びかけた言葉です。
『核と人類は共存できない』
核なき社会を実現するためにネバーギブアップの精神でさらに運動を強化しましょう。」
今年の被爆の訴えは、切明千枝子さんでした。
1929年生まれ、93歳の高齢ですが、明確に被爆体験を語られる切明さんのお話にはいつも感銘をうけます。
開会総会は、予定の午後6時半を10分ほどオーバーしましたが無事に終了しました。参加者は、1,200人でした。多くにみなさんに参加していただきました。
終了後、ドーミインホテルに移動しました。福島県郡山市の「あいコープ福島」の子ども派遣団との交流です。数年前から続いていますが、今年は3年ぶりの派遣です。私も毎年8月4日の夜にホテルで交流しています。今年は、中学生2人ですので、「学徒動員で被爆した中学生」の話をしました。午後7時30分から8時30分までの予定でしたが、ついつい話に夢中になり、終了は午後9時になってしまいました。
ようやく一日が終わりました。
いのちとうとし
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