「テレビが記録したヒロシマ」-NHK・民放番組上映会2022
広島平和記念資料館東館地下ホールで、今月7日から始まっていた「テレビが記録したヒロシマ-NHK・民放番組上映会2022」に、最終日の昨日行ってきました。
この上映会は、NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ放送、広島ホームテレビ、テレビ新広島の5局が協力し、被爆70周年の2015年から開始した取り組みです。コロナ禍で2年間開催できず、今年は3年ぶりの開催となったようです。各局が制作した核・平和関連の番組の中から、各局が選んだ14本の番組の中から、午前10時開始午後6時終了で、1日9本から11本の番組が上映されました。
私が訪れた最終日の10日は、4日間の中でも最も多い11本を上映するスケジュールになっていました。
私が会場を訪れたのは、午前10時少し前でした。会場には、一人の姿も見ることができませんでしたが、上映が開始される午前10時過ぎには、10人余り参加者がありました。
最初の上映は、広島テレビが今年3月13日に放送した「あきらめない 被爆者・坪井直 96年の生涯」です。上映時間は25分、生放送で見た記憶のある番組でした。短い番組ですが、コンパクトにまとめらており、改めて坪井さんの足跡を振り返ることができ、もうあの声を直接聞くことができないのかという思いがつのりました。
5分間の休憩の後、2本目の広島ホームテレビ作成の「私は何者なのか~原爆孤児となって~」の上映が始まりました。このころになると20人ちょっとの観客になっていました。上映時間は、52分。配布されたパンフレットのよれば「4歳の時被爆した『田中正夫』のルーツを探す旅」を追う番組で、2019年12月28日放送となっていますが、見た記憶がない番組でした。
あと9本の番組が上映される予定ですので、全部見たい思いもありましたが、別の用事もあり、ここで退席しました。
会場には、途中の出入りもありましたが、常時20人以上の観覧があったように思います。特に、旅行で平和公園を訪れた途中と思われる親子連れの姿が目に付きました。
広島の放送局が、被爆地ならではの視点から制作した番組ですが、民放では多くが県内エリアのみの放送で、全国で放送される番組は、少ないように思います。
その意味では、ほとんど見る機会のなかった県外からの参加者が多かったのは、良かったなと思います。
ただ、今回選ばれた作品は、最も古いもの2017年で、ほとんどがここ2~3年に制作されたものですので、私の感想からいえば、もう少し古い時代(1990年代)のものも上映するようにしてほしいなと思います。
というのも、今年5月頃から(気がついたのはその頃)中国放送が、199年代作成の古い番組の再放送(深夜なので録画をして観た)しており、強い印象を受けたからです。
会場を出て、1階に上がると資料館入館を待つ長蛇の列(外にも続く)がありました。
いのちとうとし
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