絵本「わたしはゴミステーション」
絵本「わたしはゴミステーション」が送られてきました。
奥付に「2022年8月1日発行」と書かれていますので、出来たばかりの絵本です。
さらに奥付には、「さく のびるぶんこのなかまたち」「え たけはらようこ」「発行 のびる文庫」、となっています。
この素敵なプレゼントを送ってくれたのは、「え」作家の竹原陽子さんです。
表紙を見ただけで、何となく優しい気持ちになります。
すぐに絵本を開きました。
見開きの左側に、ひらがなで散文詩のような文章が綴られています。右側のページは、竹原さんが作った画用紙を切り張りして作った絵でおおわれています。
楽しくなる絵本ですので全部の文章と絵を紹介したいのですが、ここでは1ページ目の文章を紹介します。
わたしは ゴミステーション
ここでなんねんも こどもたちをみまもっている
はる
わたしの まえのあきちが
とうこうはんの こどもたちの しゅうごうばしょ
きょうは しぎょうしき
げんきなこえがきこえてくる
あしたから いちねんせいも やってくる
右側のページには、表紙と同じ絵があります。よく見ると、かわいいゴミステーションだけでなく、タンポポが描かれています。
次のページは「なつ」です
この絵本の発行者となっている「のびる文庫」について、奥付の横に次のように書かれています。
「1982年春から自宅で活動している地域文庫〔私設図書館〕です。絵本や児童書の貸し出し、読み聞かせ等を毎月1回、日曜日午前を基本に開設してきました。2012年からは地域の小学校での読み聞かせ活動、最近では地域でのふれあいサロン等へも出かけています。」
ここの自宅は、福山市議会議員の西本章さんのお宅です。もちろんこの絵本の中には、西本章さんの名前は出てきません。絵本好きの西本さんが、いつか絵本を作りたいと思っていたことがついに実現したのです。
この絵本を受け取り、竹原さんに次のようなお礼のメールを送りました。
「絵本は大人にも夢を与えてくれますね。
絵本を開けば、心が温まり、優しい気持ちにさせてくれます。
ちょっとかわいすぎるゴミステーション、今日はどんな声を聴いたのでしょうかね。
竹原さんの切り絵とも思える絵、とっても素敵です。
こんな特技があったなんて、といっては失礼ですよね。」
子どもたちが楽しそうにこの絵本を開く姿が目に浮かびます。
こんな素敵な絵本を作り、届けてくださった竹原陽子さん、西本章さん、本当にありがとうございます。
いのちとうとし
[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
« なぜ理由が説明できないのですか? | トップページ | 「核の平和利用」を認めた結果が? »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 「旧陸軍施設遺構」はどれだ?(2024.09.11)
- この橋の名前は?(2024.08.18)
- 高校生が描いたヒロシマ「原爆の絵画展」(2024.08.17)
- 国際シンポジウム「原爆文学の今を考える」(2024.08.16)
- 「2024せこへい美術館」に行きました。(2024.07.29)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 2024年9月のブルーベリー農園その2(2024.09.15)
- 進徳高等女学校の原爆犠牲者―その2(2024.09.14)
- 進徳高等女学校の原爆犠牲者(2024.09.13)
- 進徳高等女学校(現進徳女子高校)の原爆慰霊碑(2024.09.12)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「伊藤孝司写真展『在朝被爆者と平壌の人びと』」今日が最終日です。(2024.07.07)
- ユーカリの木はいつ日本に来た(2024.04.27)
- 第一回ひろしまブックフェスタ(2024.04.03)
- 「ひろしまの平和の鐘」(2024.03.27)
- 柳田邦男さんの企画展「空白の天気図」特別講演(2023.11.07)
コメント