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2022年8月 1日 (月)

「被爆77周年原水禁世界大会」が福島でスタート

「核も戦争もない平和な21世紀に!」をメインスローガンとする「被爆77周年原水禁世界大会」のスタートとなる「福島大会」が、7月30日に福島市で開催されました。

11年前に起った東京電力福島第一原子力発電所事故。「脱原発」と「被災者の救済」を訴え続けてきた原水禁国民会議は、毎年原水禁世界大会のスタートとして福島での大会を開催してきました。

今年の大会も参加することはできませんでしたが、youtubeでライブ配信されましたので、大会に視聴参加しました。

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福島大会は、東日本大震災で犠牲となった人たちへの黙祷で始まり、最初に主催者を代表して藤本泰成大会実行委員会共同実行委員長が、次のようにあいさつ。

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「福島第一原発事故から11年、いまだ復興は途中です。人々の営みが元に戻ったわけではありません。事故原発は安全とはほど遠い状況。今政府は、多くの反対を押し切って福島の海に、太平洋にトリチウムを含む汚染水を流そうとしています。この10年の間に、コミニュティーが崩壊し、地域の文化が失われようとしています。原発事故が何を奪ってきたのか全貌をしっかりつかみ、私たちの失ったものがどれだけ大きいのかを改めて考えなくてはなりません。仕事が、学びが、繋がりが奪われていく、豊かな恵みを与え続けてきた豊かな土地が、海や川や山が奪われていく」と原発事故が何をもたらしたかを訴え、さらに原発事故裁判に触れながら、最後に「2001年3月11日、あの日から原水禁は一人ひとりに寄りそう政治と社会を求めて運動を展開していきました。一人のいのちを超えるものは何もないのです。」と命の大切さを訴えました。

つづいて、現地実行委員会角田政志実行委員長のあいさつ、原発事故によって相馬市から神奈川県に避難した村田弘さんから「この事故は、原発事故ではない。核災害だ。核災だ。必ず道理は勝つと信じています。」との訴えがあり、最後に原水禁世界大会谷事務局長の基調提案が行われ開会行事が終了しました。

その後、長沢啓行大阪府立大学名誉教授の「国と東電が進めるALPS処理水海洋放出の問題点と反対する根拠」と題した基調講演が行われ、その提起を受け振津かつみさんの司会で3人のパネラーによる「トリチウム汚染水海洋放出問題について」のシンポジウムが行われました。長沢さんの基調講演は、「政府の説明がいかにうその内容か」を厳しく指摘するものでしたし、他のお二人の報告も「漁師と海のかかわり」「文科省が作る学校教材の問題点」など、大変興味深い内容でしたので、ぜひ最後に紹介するアーカイブを視聴してほしいと思います。

シンポジウムの後は、福島から選出された第24代、第25代高校生平和大使4人からのアピール、さらに「汚染水の海洋放出に反対し、福島原発事故が起こした現実にしっかり向き合い、被害者切り捨てを許さず、核被害者の人権と補償を求める運動を強化する」とした「フクシマアピール」を採択し、福島大会は終了しました。

「フクシマアピール」は、私たちの訴えとともに今日(1日)に東電に要請することが紹介されました。そして閉会あいさつが行われ、福島大会は終了しました。福島大会の参加者は、400人でした。

4時間余りの福島大会の様子は、「https://www.youtube.com/watch?v=QOLFgOO-h4Iで視聴することができます。

いのちとうとし

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