第41回「反核平和の火リレー」がスタート
広島県青年女性平和友好祭実行委員会(実行委員長新田康博)が主催する今年で第41回目となる「反核平和の火リレー」の出発式が、今朝午前8時から平和公園・原爆慰霊碑前で始まりました。
1982年3月に行われた「3.21平和のための広島集会」の成果を引き継ごうと同年夏に始まった「反核平和の火リレー」は、今年で40周年を迎えます。
今年は従来の「語り継ごう 走り続けよう ヒロシマの心を」にくわえ、「世界中の核兵器廃絶を求めて~広島の青年・女性から未来の子どもたちへ~」のスローガンが掲げられています。
新田実行委員長による献花の後、全員の黙祷で始まった出発式。続いて広島県平和運動センター佐古正明議長、原水爆禁止広島県協議会は私が、広島県被団協前田耕一郎事務局長が激励のあいさつ。その後社民党と新社会党の代表の紹介。来賓あいさつの最後に広島市長から寄せられたメッセージが読み上げられました。
そしてリレーされる「反核平和の火」が、副実行委員長で自治労広島県本部青年部長の中村優吾さんによって原爆慰霊碑後ろで燃える「平和の灯」から採火されました。40年前、広島市のとっても初めてのこととなった「平和の灯からの採火」でしたので、当時は申し込みの様式もなく、何度も市役所に足を運び、相談しながら採火の許可を得たことを思い出します。
無事に採火された火が、第1走者の新田実行委員長(写真右側)の持つトーチに移されました。
「反核平和の火」が灯ったトーチをかざし新田実行委員長が「ノーモア ヒロシマ ノーモア ナガサキ ノーモア ウォー ネバーギブアップの精神で走り継ぎます」と誓いの言葉を述べ、午前8時30分に他の4名のランナーと共に小雨が降る中原爆慰霊碑前を出発しました。
「反核平和の火リレー」は、これまでは毎年原爆が投下された時刻の午前8時15分に原爆慰霊碑前を出発していましたが、なぜか今年は午前8時30分の出発となりました。初めてのことです。広島市の要請(警備担当)だと聞いていますので、その理由を質したいと思っています。
コロナ禍ということで、一昨年・昨年と大幅に短縮して行われていましたが、今年は今日から7月22日まで(土日祝日を除く)県内23全市町655.6km590区間を約1000人のランナーで走り継ぐことになっています。
県内を一周した「反核平和の火」は、7月22日午後6時に平和公園・原爆慰霊碑前に帰り、到着式が行われることになっています。
猛暑の続く毎日ですが、無事に帰ってくることを祈っています。
いのちとうとし
[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
« 被爆樹木リストへの登録と抹消 | トップページ | ヒロシマとベトナム(その33) 少数民族の子どもたちへの奨学支援シリーズ2 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 高レベル放射性廃棄物の最終処分場建設問題で説明会(2025.02.17)
- ノーベル平和賞メダルー広島県被団協代表者会議(2025.02.16)
- 2025年2月のブルーベリー農園その2(2025.02.15)
- 日本銀行広島支店慰霊碑―つづき(2025.02.14)
- 日本銀行広島支店慰霊碑(2025.02.13)
「#平和推進」カテゴリの記事
- 守ろう、平和・民主主義・人権!紀元節復活反対!2・11ヒロシマ集会(2025.02.12)
- 2025年「全国被爆二世交流会」(2025.02.09)
- ヒロシマとベトナム(その66-2)(2025.02.06)
- ヒロシマとベトナム(その66-1)(2025.02.05)
- 被爆二世をめぐる課題に向き合い、国として補償せよ!(2025.02.01)
「核兵器廃絶」カテゴリの記事
- ノーベル平和賞メダルー広島県被団協代表者会議(2025.02.16)
- 旧被服支廠の慰霊祭と講演会(2025.02.11)
- 2025年「全国被爆二世交流会」(2025.02.09)
- 書籍「被爆者阿部静子は語る」(2025.02.07)
- 2月1日に開催された二つの講演会(2025.02.03)
「被爆者」カテゴリの記事
- ノーベル平和賞メダルー広島県被団協代表者会議(2025.02.16)
- 日本銀行広島支店慰霊碑―つづき(2025.02.14)
- 日本銀行広島支店慰霊碑(2025.02.13)
- 旧被服支廠の慰霊祭と講演会(2025.02.11)
- 2025年「全国被爆二世交流会」(2025.02.09)
コメント
« 被爆樹木リストへの登録と抹消 | トップページ | ヒロシマとベトナム(その33) 少数民族の子どもたちへの奨学支援シリーズ2 »
反核平和の火リレーご苦労さまです。出発時間を8時15分から8時30分にするように広島市が要請したとのこと。原爆投下時間である8時15分に意味があると思います。まさか広島市の就業開始時間である8時30分にしてほしいということではと考えてしまいます。だとすれば、被曝者の思いと関係なく、広島市の「業務の一環」ということになりかねません。今回の要請は拒否できなかったのでしょうか。このままずるずるといくのは良くないと思います。
投稿: ブロッホ | 2022年7月 5日 (火) 06時49分
ブロッホさん
コメントありがとうござます。
おっしゃるとおり、午前8時15分の出発は、意味を持ってこれまで続けてきたことです。
出発時間が遅くなったのは、広島市の始業時間と合わせるためではなく、平和公園を警備する責任者からの要請だったようです。その日すぐに広島市を訪れ、なぜこうなったのかの経緯を訊ねました。結論は、来年以降従来通り、8時15分に出発できるように協力するとのことです。
広島市との話し合いの経緯は、明日のブログに掲載することにしています。
ぜひ、明日読んで下さい。
投稿: いのちとうとし | 2022年7月 5日 (火) 10時21分
本日たまたまお見かけしました!
聖火をもって車について行っておられましたまたまとはいえ自らこういった活動をされている方がいらっしゃることに誇りをもてます。そして是非頑張って頂きたいです。
廿日市市山の手の歩道にたまたまいた中学生より
投稿: ムラ | 2022年7月21日 (木) 12時13分
ムラさま
反核平和の火リレーへのコメントありがとうございました。
こうして激励をいただくことが、実行委員会のみなさんにとっても大変励みになります。
必ず、コメントがあったことを伝えます。
明日(22日)、午後6時に県内を走り終えた「反核平和の火」が、平和公園の原爆慰霊碑前に帰ってきます。
その様子は、24日のブログで報告する予定です。
出来ればまたみてください。
いのちとうとし
投稿: いのちとうとし | 2022年7月21日 (木) 14時00分