ヒロシマとベトナム(その32-2)
サポーターから奨学生に送られたメッセージを紹介します。
◇「初めまして、今年社会人になった娘のいる主婦です。娘はあなたより少し年上ですね。同じような年ごろの子どもを持つ親として、少しでも貴女(男)の学校生活が実り豊かなものになるように日本から祈っています。頑張れ!!そして、もっと上を目指してください」(56歳主婦)。
◇「世界の子どもたちの助けになりたい。これが以前からの私の夢です。高校1年と小学3年生がいます。子育ての最中で大変ですが、あと一人子ども(貴女・貴男)がいることを励みに働きます」(41歳・パート主婦)。
◇「人工透析を32年間続けながら2人の子どもを育ててきました。ベトナムは長い戦争時代を経て、現在めざましい発展を遂げ、私たちが育った少年時代によく似ています。平和で豊かな国になるよう頑張ってください。微力ですが協力させていただきます。」(66歳・男性)。
オンライン授与式(2021年12月8日)
多方面で活躍している卒業生
毎年、直接子どもたちに奨学金を届けていますが、この2年間は「コロナ禍」のため訪問できていません。一昨年に続き昨年もオンライン授与式でした。フン校長のあいさつ要旨を紹介します。
広島ベトナム平和友好協会から奨学金が授与され、喜びに満ちあふれています。少数民族の生徒たちの故郷は、クアンチ省でも特に貧困地域で、広島ベトナム平和友好協会からの贈り物は経済面だけでなく、心の支えになっています。 皆様方が与えてくれた愛情は、生徒たちや私たち教員のモチベーションを高め、学業で素晴らしい結果を達成するための努力に繋がっています。 奨学金を頂いた生徒たちは省内の文化優秀生・全科目優秀生・努力賞など、良い成績を修めています。特に奨学金を頂いている3年生は大学、短期大学に100%合格しています。また3年生の3名は技能実習生、留学生として日本へ行くことになっています。 大学や短期大学を卒業した生徒たちは、各地でエンジニア・医者・教師・技術者・薬剤師・労働者など、様々な職業で活躍し、故郷で少数民族村の建設に携わったり、村の役人になった者もいます。 教職員、生徒・保護者を代表し、皆様方の継続的なご支援に感謝申し上げます。(2021年12月8日) |
子どもたちの“夢と希望”を叶え、可能性の扉を
9月に入学予定の「第14期奨学生」を支援していただくサポーターを募集しています。
ご理解いただきご協力くだされば幸いです。
◆支援先 クアンチ省少数民族寄宿高等学校
◆支援期間 2022年9月~2025年8月(3カ年)
◆支援金額 年間18,000円(月1,500円×12ヶ月)×3カ年=54,000円
◆お問合せ先 〒739-0024 東広島市西条町御薗宇6912
一般社団法人 広島ベトナム平和友好協会(HVPF) 担当:赤木達男(専務理事)
(電話)082-423-7235 (FAX)082-423-8060
(E-Mail)akatatu@d4.dion.ne.jp
山畑で働く少数民族
次号(7月5日)では奨学生の故郷、少数民族村の暮らしを紹介します。
(2022年6月6日、あかたつ)
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