無残にもおられてしまった被爆者の森のライラック
今年3月に植え直された石川県のアスナロの木が、無事に成長しているだろうかと、久しぶりに平和大通りの被爆者の森を訪ねました。
アスナロの木は、元気な姿で、緑の葉を繁らせています。
無事に成長していて良かったなと思いながら、昨年の3月に植樹された北海道のライラックの木がどんな様子か見に移動しました。
ライラックの木が植えられていた場所に移動しました。このあたりだと思っていた場所にライラックの木を見つけることができません。自転車に乗って移動していましたので、見逃したのかなと思い、自転車をとめて周りをもう一度探しました。
目に飛び込んだのは、無残な姿で横たわるライラックの木です。
まさかと思いましたが、木を支えるための支柱にライラックを結びつけるために取り付けられた棕櫚がきちんと残っていますから、間違いなくライラックの木です。
根元から折れて、放り投げられています。
写真では少し見にくいのですが、一番上の方にやや萎れていますが、葉が残っています。まだ緑色を残していますので、折れてからそんなに日数はたっていないと思われます。
根元部分が残っていないか丁寧に周囲を見ましたが、かけらも残っていません。
被爆者の森の木であることを示す表示板も見当たりませんでした。
なぜ折れたのか、原因は想像するしかありませんが、自転車などでぶつかって折れたようには見えませんので、誰かのいたずらとしか考えようがありません。
4月13日のこのブログライラックの花が咲きました―被爆者の森: 新・ヒロシマの心を世界に (cocolog-nifty.com)で紹介したように、昨年3月に植樹され、元気に育ちきれいな花を咲かせていただけに、非常に残念です。
すぐに広島市中区維持管理課に連絡を入れました。植樹の時期を過ぎていますので、2023年3月までは新しい木を植えることはできませんが、しっかりと植え直してほしいと思います。そして他の樹木と比べると小さな木でしたので、木を保護するため、柵などを設けるなど何か対策が必要な気がします。
いのちとうとし
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