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2022年6月27日 (月)

県道71号線昨年の大雨土砂災害現場を再び訪れて

「昨年の水害で崩落した道路などでむき出しとなった土砂が流れ出し農作業にも影響が出ているので、見に来ませんか」と誘われて、昨年9月14日の恵下廃棄物処分場建設と大雨土砂災害: 新・ヒロシマの心を世界に (cocolog-nifty.com)の現場に行ってきました。

現場と言っても、道路などが崩落し、土がむき出しになっている場所は、ようやく今月から重機が入って作業が始まったようですので、直接見ることはできませんでしたが、友人が撮った写真から今だ、ほとんど手が付かず、雨の度に真砂土が流れ出ていることがわかります。

昨年私が撮った崩落現場の写真です。

219143

 今月友人が撮って写真です。

20220626_144145

真ん中が大きくえぐられ、水の通り道となっているのがわかります。何の措置もされていませんから、雨が降るたびに大量の土砂が下流に流れているようです。

下流では、その砂が、川底にたまっています。ここからは現場を見ました。

20220626_153150

 これでも川底をさらって土砂を何度か取り除いたそうですが、凹凸のあった川底は、土砂で埋まり平になっています。

その少し上流の堰から、用水路に水を引いていますが、堰もほとんど土砂で埋まっていますので、少し上流から導水管を設け、何とか水が確保されています。

20220626_153347

黒い導水管の左側に用水路の取り入れ口があります。

20220626_153923

田んぼに水を引くための用水路の底にも土砂がたまっています。手前には、土砂がありませんが、白っぽくなっているところからは、土砂が底にたまっています。田んぼに土砂が流れ込まないように何度か、川底をさらったそうですが、しばらくするとこのように土砂がたまるそうです。

崩落現場では、大量の土砂が手つかずのままで何の対策も打てていませんから、しばらくこの状態が続くと思われます。土砂が用水路にたまっているだけでなく、田んぼにまで流れ込むようになると稲そのもののできにも大きな影響を与えることになると思います。

全体として、今回の崩落の原因を究明し対策を建てることが重要ですが、急がれるのはむき出しになり、雨が降るたび、雨だけでなく自然に地中から湧いて出る水に押し流され、下流へ流れる土砂対策が急がれることを実感しました。住民のみなさんからすでに要望書も出ているようですから、住民の声をよく聞き、対処してほしいものです。

恵下廃棄物処分場建設の影響があったのではないかと言われている昨年の山崩れですので、廃棄物運搬方法の抜本的な見直しなどが求められているように思います。

いのちとうとし

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