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2022年5月26日 (木)

「米海軍無人偵察機トライトンの飛行中止」を求め、要請書提出

岩国基地の機能強化が進み騒音被害も大きくなっている中で、「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」は、24日午後中国支局防衛局を訪れ、「米海軍無人偵察機トライトンの飛行中止」など3項目の下記の要請書を提出しました。前書きに、現在の岩国基地を取り巻く状況も記されていますので、全文紹介します。

私も、同会から参加を求められ同席しました。


要請書

 5月12日、中国四国防衛局から岩国市と山口県に「米海軍無人偵察機トライトンをグアムアンダーセン基地から約5か月岩国基地に配備する」と説明したと報道されました。岩国基地の機能強化につながる配備の撤回を強く求めます。なし崩し的な運用は約5か月にとどまらず、今後も継続する可能性があります。ジェット戦闘機に比べ小型で騒音が小さいからと言って、無人機が広島県上空を飛行することは容認できず、配備撤回を求めます。

 岩国基地は埋め立てによって基地が拡大し、専用港湾も整備され着実に機能強化されています。洋上基地船ミゲルキースの昨年秋からの3度の寄港や強襲揚陸艦など相次いで寄港しています。くわえて、空軍戦闘機なども訓練のため飛来するなど、米軍アジア戦略の拠点として、なし崩し的に機能強化されることに強い怒りを感じます。

 また、427日、岩国市と大竹市に「岩国基地の騒音助成エリアの見直しを行う」と説明しましたが、滑走路の沖合移設後の空母艦載機の移駐や外来機の飛来、機種の変更によって、広島県の調査でも大きく騒音が増えています。さらに、複数機による飛行や市街地での飛行など単発的に大きな爆音もあり、W値だけではなく総合的に判断し、縮小を前提とした見直しは行うべきではありません。

これらのことから、下記の通り要請します。

1.米海軍無人偵察機トライトンの飛来中止を求めます。

2.住民の暮らしの安全と安心を守り、貴重な資産を守るため生活区域や世界遺産等の上空を飛行させないこと。

3.区域の見直しの名目で騒音エリアの縮小をしないこと。


20220524_140124  

要請に対する主なやり取りとその感想を、当日の参加者のメモで紹介します。

1.米海軍無人偵察機トライトンの飛来中止を求めます。

(回答)周辺の安全保障環境が厳しさを増しているので情報収集の体制強化は重要である。安全運用に万全を期す。

Q:恒常的配備につながるのではないか?⇒A:米軍が決める

2.略

3.区域の見直しの名目で騒音エリアの縮小をしないこと。

(回答)見直しは全国的に進めていく。岩国は1992年に指定。その後沖合移設、移駐完了などあり、実態に即したものに見直すために調査をする。

Q:調査にあたって、艦載機が帰還している期間、離れている期間等でW値はかなり違うことは明らかだが…、どうする?

Q:調査開始は?

(回答)調査2022-2023年の予定。それから見直しが始まる。調査についても、またその後の進め方についても未定。

感想:

・次々と新たな事態が発生する。強化が今までにない速度で進められていることを実感する。

・曖昧、お決まりの回答ばかりであった。

最後に、特に騒音調査について次のことを要望し終了しました。

①環境省が基準を決めているというが、これは基地問題であるという視点を持つべき。

②今後、調査法などについて改めて要請行動を行う。

今回の要望書提出では、「コロナ禍」を理由に面談時間が30分間と大幅に縮小されました。市民の声を聴く時間が、どんどんと縮小され、おざなりな対応になっていくように感じました。

いのちとうとし

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