原爆ドーム前からの訴え
昨日午前11時から、核政策を知りたい広島若者有権者の会(カクワカ広島)が呼びかけた「原爆ドームを1,000人で囲み、広島から、ロシアに対し戦争反対と核兵器使用禁止を訴え、ウクライナの平和を祈る」つどいが、開催されました。
企画のタイトルは「Prayers from Hiroshima - 平和の祈りを世界へ」です。
参加の呼びかけ文には次のように書かれていました。
「連日報じられる目を背けたくなるようなウクライナの惨状に、今世界中で多くの人々が 心を痛め様々なアクションが行われ、ここ広島でもいくつかデモなどが行われました。 しかしそれでも、ロシアの軍事侵攻は止まりません。77年前、戦争と核兵器がもたらす破滅的な被害を知る被爆地の市民として、しっかりとインパクトを与えられるようなアクションができないだろうか。そこで、いま再び核の脅威に晒されている世界に向けて、平和を願い、核を二度と使わせてはいけないと祈る広島の人々が原爆ドームの周りを埋め尽くすほど集まれば、これまでに無い程の大きなパワーとなって、世界に戦争反対・核兵器反対のメッセージを届けることができるのではと考えました。」
安彦恵里香さん(ハチドリ舎店主)の司会で始まった集会は、長崎に原爆が投下された11時2分に1分間の黙祷からスタート。そして爆心地方向の空を全員が見上げます。
その後あいさつが続きます。カクワカ広島共同代表の田中美穂さん、被爆者の箕牧智之さん、佐久間邦彦さん、などなど。
あいさつが終わると、参加者が移動し、原爆ドームを囲みます。司会の指示が遅れ、あいさつが終わった時点で帰った人もありましたが、何とか原爆ドームを一周することができました。
その後、希望する人たちによる個別のメッセージ撮影が行われ、集いや原爆ドームを囲む映像とともに、出来上がった動画を各種SNSにアップされることになっているようです。
撮影協力者の時川英之さんの協力で映像に納められ、無事終了しました。
好天に恵まれ原爆ドームを埋め尽くすほどではありませんでしたが、750人(主催者の発表)の参加がありました。短期間の呼びかけでしたが、本当にたくさんの人が参加されたと思います。
この集いを主催したカクワカ広島は、主に広島に住む高校生や大学生、会社員、カフェ店主など15人ほどが緩やかにつながったグループのようです。
いのちとうとし
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