被爆76周年原水爆禁止世界大会第3回広島県実行委員会を開催
被爆76周年原水禁世界大会の現地実行委員会として総括を行うための第3回広島実行委員会が、昨日開催されました。
今年の原水禁世界大会は、全面オンライン開催とならざるを得なかった昨年の大会の経験を活かし、「規模を縮小してでも対面形式で開催する」ことを確認し、現地実行委員会としての準備を進めてきました。しかし、全国でコロナの感染者が拡大し、広島県内において感染者が急増し、医療体制もひっ迫する状況となり、大会一週間前になってから急きょ完全オンラインでの開催とならざるを得ませんでした。
昨日の実行委員会では、まずその経過を高橋事務局長から提起がされ、その後大会全体として確認できる評価面が提起されました。
広島大会は、完全無観客の大会となりましたが、当初予定していた開会行事、分科会、閉会行事は、予定通り実施し、すべてオンライン配信されました。
昨日の件実行委員会では、広島、長崎大会の分科会の中で、高校生から30代の若い人たちが、報告者として起用されたことが、今年の大会の特徴だったことが確認されました。
若い報告者とこれまでもずっと登壇し、原水禁大会を支えてきたいただいた講師陣とが、連携し分科会を進める姿は、今後の継承しなければならに前進面だと思います。
こうした若い発言者が多く登壇した大会の運営は、メディアからも大きく注目されました。
中国新聞 2021.8.6より
実行委員会でも、第2分科会「気象変動と脱原発、自然エネルギーの今とこれから」に参加した県原水禁常任理事の一人から「ベテランと若い人が同じ場所で、意見を述べて立姿を見て感動した。これからもこんな分科会が増えればよい」と感想が述べられていました。
実は、私も同じような体験をしました。第3分科会の「在外被爆者と日本の戦争責任、その歴史認識問題について」の発表テーマの一つに「在ブラジル被爆者に関する報告 報告者:相原由奈」とあるのを見つけたのですが、相原さんという名前は、在外被爆者問題でも初めて聞く名前でしたが、資料集の講師プロフィールには、第15代高校生平和大使(2012年)と記されていましたので、すぐに連絡を取りました。会って話しを聞くと、相原由奈さんは、高校生平和大使の時、ブラジル在住被爆者の森田隆さんとであり、それがきっかけとなり2017年と2018年の2度にわたりブラジルを訪問し、聞き取りを実施し、現在もブラジル在住被爆者のみなさんと交流を続け、研究を続けているということでした。
これも一つの例ですが、若い講師陣の中には、高校生平和大使の経験者が多くいたことは、今年の大会を象徴する良い成果だったといえます。
こうした成果を全体で確認できた昨日の第3回広島県実行委員会でした。県実行委員会は、大会ごとに結成していますので、一応の総括を終えた昨日の会議で、今年の実行委員会は解散となりました。
なお被爆76周年原水禁世界大会の様子は、原水禁チャンネル - YouTubeで視聴できますので、参考になることも多い内容となっていますので、沢山の人に見ていただきたいと思います。
いのちとうとし
【編集者】急きょ執筆者が変更となりましたので、定例のイライザさんの原稿は明日アップします。
[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
« 2021.11月のブルーベリー農園その4 | トップページ | 音楽が好きになる理由は何でしょうか? ----音楽のセンスの良さ?楽器が弾けるから?音楽理論の理解?それとも?--- »
「ニュース」カテゴリの記事
- 加藤友三郎像(2024.09.07)
- ヒロシマとベトナム(その61) ~南シナ海をめぐる動向-5~ (2024.09.05)
- 中国新聞の二つの記事―その1(2024.09.03)
- 久しぶりの参加です。「VIGIL FOR GAZA(ビジルフォーガザ)」(2024.09.02)
- 被爆79周年原水爆禁止世界大会(2024.08.11)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 2024年9月のブルーベリー農園その2(2024.09.15)
- 進徳高等女学校の原爆犠牲者―その2(2024.09.14)
- 進徳高等女学校の原爆犠牲者(2024.09.13)
- 進徳高等女学校(現進徳女子高校)の原爆慰霊碑(2024.09.12)
「核兵器廃絶」カテゴリの記事
- 進徳高等女学校の原爆犠牲者―その2(2024.09.14)
- 中国新聞の二つの記事―その1(2024.09.03)
- 国際シンポジウム「原爆文学の今を考える」(2024.08.16)
- 被爆79周年原水爆禁止世界大会広島大会主催者あいさつーつづき(2024.08.14)
« 2021.11月のブルーベリー農園その4 | トップページ | 音楽が好きになる理由は何でしょうか? ----音楽のセンスの良さ?楽器が弾けるから?音楽理論の理解?それとも?--- »
コメント