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2021年11月 1日 (月)

総選挙と国民審査の結果 ――与党はやや後退、その分は維新に回った?――

総選挙と国民審査の結果

――与党はやや後退、その分は維新に回った?――

総選挙の結果について、やはり一言触れない訳には行きません。午後10時時点での情勢を元に書いていますので、その後、事によると少しは議席数が変るかもしれません。しかし、大勢はそれほど変らないはずです。

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自民・公明の議席が少なくなることは予想通りでした。例えば、東京8区の石原伸晃氏は早くから小選挙区での敗北が確実になっていましたし、神奈川13区の甘利明氏の苦戦も予想通りでした。しかし、全体としては漸減といった感じで「大敗」にはならなかったのが今回の選挙の特徴です。菅総理大臣に変って岸田総理になったために、マイナスのイメージがある程度改善されたのがその原因なのかもしれません。

もう一つの理由が、維新の大躍進です。議席は改選前の3倍になったのですが、支持票の中には自民・公明政権への批判票がかなりの割合であったのではないでしょうか。しかも維新は「野党」というよりは、自民党「右派」と位置付けた方が分り易い政策を掲げています。

仮に維新という選択肢がないと仮定して「思考実験」をしてみると、維新の獲得票の一部、特に自民・公明批判という点で維新に入れた人たちの中には、立憲、国民、共産、れいわ、社民等に、つまり「純粋野党」に入れたであろう人もあったと考えられます。その人たちの支持は選挙中にも「勢い」として各陣営には伝わりますし、世論調査にも反映されます。となると、全体として「純粋野党」の勢いと票数にかなりのプラス効果をもたらしたのではないかと考えられます。

また、野党共闘のために小選挙区でかなりの数の独自候補を引っ込めた共産党は、比例の票でもその影響を受けています。出口調査の結果が、そのことをはっきり示しているように読めたのですが、最終結果はどうなるのでしょうか。これが、今後の野党共闘に悪影響を与えないことを祈っています。

という風に見てくると、「純粋野党」が政権を取るためには、維新対策が優先事項の一つになります。安部・菅・岸田批判だけではなく、批判している人たちが「純粋野党」の支持者になるようなインセンティブを提供しなくてはなりません。次の目標の一つとして覚えておきましょう。

そして、今回の選挙で、現在の日本政治の大きな欠陥の一つが、改めて浮かび上がりました。それは、投票の秘密が守られていないことです。投票の秘密は憲法による要請です。

15条の4  すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。

国際的にも、日本のように自書式で、簡単な仕切りがあるくらいでは投票の秘密は守られないという指摘がありましたが、今回の最高裁の裁判官の国民審査では、それ以上の問題がありました。

私は、全員に「×」を付けるべきだと主張してきましたので、私がどのような投票をしたのかは皆さんにはお分りです。しかし、11人もの対象者の全てに「×」を付けるのには時間が掛かります。その上、今回明らかになったのは、「×」をいくつ付けたのかまで、近くの人には筒抜けになるという点です。

記載場所の机の平らな部分は、アルミだろうと思われる金属製です。そして、鉛筆で「×」を書くと、その度に大きな音がするのです。

私の場合は、既に「×」を付けることを公表していますので、全く問題はないのですが、それでも、多くの立会人がいる中、そしてその中のかなりの人には私が誰であるのかが知られているという状況で、「×」を付ける度にそれが、これらの人たちに知られるという現実に直面して、「これってヤバくない?」と感じたのです。

仮に「勇気を出して」、今回初めて「×」を付けようと考えて投票所に行った人が、最初の「×」で、「ヤバい」と思って、そこで自分の意思表示を止めてしまう、つまり一つだけ「×」を付けただけで投票する可能性は大きいのでないかと思えました。

総選挙結果からの類推で国民投票結果を予測すれば、今回も罷免される裁判官は皆無でしょうし、「×」の付けられたパーセントも、これまでとそれほど差はないだろうと考えられます。そんな状況で、大海の中の一滴について、これほどこだわる必要はないという考え方もあるでしょう。しかし、小さい人権無視が毎日積み重なることで、「人権無視」についての感性が鈍化し、大きな人権無視にも気付かない社会ができてしまった結果が、今の日本だとすると、それを変えるためには、「神は細部に宿る」という格言も思い出しつつ、一人ひとりの人間の命と尊厳さの意味を確認することから始める必要があるのではないでしょうか。

 [21/11/01 イライザ]

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コメント

まったく無名の者でも、端っこの場所を選んで全✖にしていると
「あやつ、全✖だな」の後ろからの視線を感じます。

維新の突風は東京にも。
東京12区→自民が立たずで公明対共産→と思いきや割り込んできました。
駅前での→スタッフだけの街宣ながら、
みな若くて!勢いがあるのです。今が旬という感じで。
維新3倍増→は本当だ😲
共産(こちらも若い女性なのに)は見事にふっ飛ばされました😢
選挙へ行こう!派が新製品を選ぶ感覚で。だったのか。
森喜朗の「寝ていてくれたら」のほうがまだいいような。
これに(-"-)ムカっとした人だけ行けばよい。

(またまたおお恥ずかし。裁判官らにも✖ながら、
その前に制度そのものに✖の意志表示。
各人の「勤務評定」ではなく、制度への✖→これでしたね(;´д`))

「硬い心」様

コメント有り難う御座いました。

今回の選挙結果、広島では自民が大躍進、大阪では自民が全敗、というように地域毎の状況を入れて考えることが大切です。

もう一つは、選挙前のマスコミの報道です。自民党総裁選挙をこれでもかこれでもかと流し続けた結果として、「政治」=「自民党」のような(大阪ではそれが「維新の会」)情緒的な刷り込みができてしまったのではないか、という点。

もう一つは、若者が自民党を革新勢力だと考えている点を重く見なくてはなりません。

どんな対抗策があるのか、政治家たちに具体的な苦言を呈することができるよう、私たちも頭を使いましょう。

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