8月のブルーベリー農園その4(東広島市豊栄町)
この1週間は好天が続いた。ブルーベリーの実はとてもたくさん落ちていて発酵のにおいが漂う中での摘み取りとなっている。幸い割れた実を食べにくるスズメバチは殆ど見ないので作業に影響はない。しかし、安芸高田市向原でブルーベリーを栽培している知り合いの農園ではお盆の前後の長雨で割れた実にキイロスズメバチが来襲。木に近寄れない状態で困っていると聞く。対策として春に仕掛けるペットボトルのスズメバチストラップでその年の発生を抑えるのが大切と知人を介してお知らせした。わが農園は10数年来スズメバチストラップで捕獲をしているためかスズメバチの数は少ない。摘み取りはほぼ毎日行われているが23日の週から東広島市の障害者の事業所にお手伝いの募集を県の就労振興センターを介して行ったところ、2つの事業所が協力することになり作業が始まっている。昨年はシルバー人材センターにお願いしたが今年は近場の障害者の事業所との農服連携という新しい出会いが始まった。このご縁を長く続けたい。
8月28日(土)
一番下の畑を刈り払い機で草刈りしていると手首のちょっと上の左腕がチクチクする。見ると虻がチクリチクリと首を前に傾けて刺している。刈り払い機のアクセルを緩めて右手でぴしゃり。1㎝位の赤い斑点が出てかゆい。
この日は4組の援農グループが来園。午後の摘み取りを終えて休憩した時にふるまわれるブルーベリージュース。少しあまったので初めて摘み取り体験をするグループにお代わりしてもらった。
摘み取りが終わると靴底には落果したブルーベリーの実がぐしゃりとこびりついているので流し台の水できれいに流さないいけない。
その流し台の柱に下げている古い鉄の火箸の輪っかにじっと座っているのはアマガエル。にぎやかな声にも動じない。一句作れそうだがその才はなし。
8月29日(日)
2組の援農グループが来園。お孫さん2人も参加。今年で3回目なので自分たちの判断で適当に休みを取って摘み取りをしている。
摘み取りの援農グループの昼休みはテント、離れ、縁側などに分散して過ごす。お孫さんと一緒の家族連れのグループはちょっと暑いがテントの下で食事。
8月30日(月)
里山のブルーベリー園から見える田んぼでは刈り取った法面の草の野焼きの煙がたなびく。稲刈りが近いためか田んぼの法面の草刈りがあちこちで始まっている。
農園の近くの田んぼの様子。すっかり黄色くなった稲。
稲穂。稲刈りはもうすぐ。安芸の郷の給食の新米ももうすぐ食べられる。
ブルーベリーの実もまばらに。お盆前後の長雨で水分を多めに目に含んでいるため軟らかい実が多い。そろそろ収穫も終わりが近い。
2021年8月31日
社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良
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