8月6日には、オリンピックの会場で全員黙祷を! ――change.orgでの署名運動経過報告――
8月6日には、オリンピックの会場で全員黙祷を!
――change.orgでの署名運動経過報告――
IOCのバッハ会長の広島訪問を契機に、「8月6日には、オリンピックの会場で全員黙祷を!」という署名運動を始めました。オリンピックの会期中の8月6日8時15分に、オリンピック会場で選手はじめ参加者全員で黙とうを奉げるよう、主催者であるIOCや組織委員会等が呼び掛けて欲しいという趣旨です。
この数年で、日本社会を変革するために大きな役割を果し始めている「change.org」のサービスを使っての署名運動ですが、7月20日の午後11時半現在で、2,100人を超える方から賛同して頂いています。有難う御座います。心から感謝しています。
7月20日午後11時半過ぎのchange.orgのキャンペーンサイトから
趣旨については、change.orgにアップした趣意書を下に貼り付けましたのでお読み頂きたいのですが、キャンペーンを立ち上げてから少しの間、私からのメールに応えて賛同のし、趣旨を拡散して下さった多くの皆さんにお礼を申し上げます。また、最初に取材して下さった共同通信、そして共同の配信を掲載して下さった、信濃毎日、愛媛新聞、山陽新聞、中日新聞、東京新聞等にも深甚な感謝の意を表します。
東京新聞7月19日の記事
そしてchange.orgのスタッフの皆さんからのアドバイスも大変貴重です。これからもまだまだ多くの方々に署名して頂く上で、さらに、海外版でも署名の要請をする積りですので、宜しくお願いします。
異常な形で開かれるオリンピックですが、私が期待しているのは、コロナ蔓延の中開かれるオリンピックの冒頭で、関係者全員がコロナで亡くなられた方々への慰霊の黙とうをすること。そして8月6日には、すべての戦争で亡くなられた方々への慰霊と、核のない平和な世界を創るための決意の黙とうを、選手はじめ全ての関係者が奉げてくれることを。
その結果として、「オリンピック」が「平和の祭典」であること「平和の推進」に真剣に取り組む決意であることが世界に発信されますし、会場の外から私たちも、世界中で一緒になって同じ決意を誓う機会になるからです。
Change.orgのキャンペーンサイトです。どうかお読みください。そして賛同して頂ければ幸いです。
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8月6日の8時15分に、オリンピック会場で全員黙とうを!
皆さんご存知のように、オリンピックは「平和の祭典」という看板を掲げてきました。古代オリンピックでは、「オリンピック休戦」が行われていたこともよく知られています。そして日本で開かれるオリンピックに意味があるのは、「広島・長崎」の被爆体験そして被爆者のメッセージが、世界的にも平和の象徴になっているからです。
コロナの感染が広がる中、また多くの反対を押し切ってまでバッハ会長がIOC会長としての立場で広島を訪れたのは、この事実をIOCも会長自身も理解しているからなのだと信じています。そうであれば、「平和の祭典」であるオリンピックという場を通して、ヒロシマ・ナガサキのメッセージを世界に広める重要性についても、異論はないはずです。
しかし、平和を実現するためには、スピーチだけではなく行動が必要です。それも多くの人が参加できるものであれば、その影響力はさらに大きくなります。
被爆76年目の8月6日がオリンピックの会期中、最終日の前日であることは偶然ではなく、主催者や関係者たちの心の願いの反映なのかもしれません。それを行動に変えて、8月6日の午前8時15分、全選手そして関係者が、被爆者のみならずすべての戦争犠牲者の慰霊と、核兵器の廃絶を柱にした世界平和実現への決意を表明する黙とうをしたらどうでしょうか。会場の外では、私たちも参加できますし、世界に呼び掛けて同時刻に世界中の人々が黙とうしてくれることも期待できます。
残念なことに、広島でのバッハ会長のスピーチにも、これまでのオリンピックの主催者側からや広島市や県からもこのような考えは示されていません。
しかし、せっかくの機会です。IOC、組織委員会、東京都、その他の関係者の皆さん、世界が注目するオリンピック大会の最終日前日の黙とうを呼び掛けて下さい。参加全選手やその場にいる関係者、さらには会場の外の日本ならびに世界の人々が、8月6日8時15分に、一緒に黙とうを奉げることで、「平和の祭典」であるオリンピックが日本で開かれた意味が明確に浮かび上がります。
8月6日の黙とうを、後世は必ずや、オリンピックからの積極的平和発信の記念すべき一里塚として記憶することになるはずです。
前広島市長 秋葉忠利
注 8月9日には会期は終わっています。8月6日を、長崎を含めての黙とうの日にしたいと思います。
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Change.orgのキャンペーンサイトです。どうかお読みください。そして賛同して頂ければ幸いです。
[21/7/21 イライザ]
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秋葉 忠利氏のご提案に賛同し、当日黙祷をいたします。
投稿: 山中 正和 | 2021年7月22日 (木) 02時53分
宇都宮健児氏≪五輪中止電子署名≫実施後の会見。
海外記者「1億超で30万ぐらいでは少なすぎないか」
宇都宮氏「たしかに。電子署名できる環境にある人はまだ多数ではないので」
(働いていた頃→ヒラ職員もPC一人1台になったのは1990年代後半。
団塊世代のハシリながらギリギリ間にあい、これだけは感謝。
今や時代の伴走必需品として手放せない。賛同や異議申し立てを
居ながらにして示せるなんて。ロートルよ大志の前に電子環境を✊)
にしても「2020東京五輪公式記録映画」河瀬直美監督
この方は、何も感じずに、いや感じても、粛々と、
映画を完成させるのであろうか。
『ブラック・オリンピック』?! いやぁ強いお方。
投稿: 硬い心 | 2021年7月22日 (木) 10時11分
8月6日、世界平和を祈り黙祷させていただきます。
投稿: 中村保 | 2021年7月25日 (日) 12時54分
「山中正和」様
コメント有り難う御座いました。また、黙祷の趣旨に御賛同頂き、有難う御座います。
投稿: イライザ | 2021年7月25日 (日) 18時03分
「硬い心」様
コメント有り難う御座いました。数を問題にするのなら、ほとんどの世論調査は、サンプル数が数百か数千です。しかも、回答率はかなり低いのですが、マスコミはそれでも「世論」として使っていますよね。
問題は、どのような環境や背景の中でそれだけの数の人が意思表示をしているかです。しかも、割合で言えば、圧倒的に多い人が意思表示をしないままに進む「いじめ」では、ごく少数が声を上げるか否かが命に関わります。
change.orgの意味の一つは、正にここにあります。
投稿: イライザ | 2021年7月25日 (日) 18時09分
「中村保」様
コメント有り難う御座いました。黙祷の趣旨に御賛同頂き、有難う御座います。
投稿: イライザ | 2021年7月25日 (日) 18時12分