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« 順調に進む「第2代平和の鐘」の鐘楼の工事 | トップページ | 池袋暴走事件 (4) ――「電子制御装置には欠陥がない」への反論もあるのです―― »

2021年7月10日 (土)

「国策」と一体になる会社

NTT(日本電信電話)の株主総会招集通知を見て驚きました。これからどんな事業を実施していくかというところに、「核融合エネルギーの実証に向けて光関連研究開発で連携し…」、「核融合や太陽光発電など次世代エネルギー技術と…」と書いてあるのです。

NTTの前身は電電公社、現在の社長は澤田純さん。総務省への接待問題で国会から追及された人物です。接待された総務省の前審議官は、停職3カ月の懲戒処分を受け、その後退職しました。相手は退職せざるを得ないくらい厳しい処分を受けているにもかかわらず、澤田純社長は3カ月間の4割の報酬減額という、大甘処分を自らに課しましたが、もちろん退職していません。

もう一つの顔が澤田社長にはあります。それは経済産業省、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会の委員という顔です。改めて書くまでもないと思いますが、「第6次エネルギー基本計画」の議論を行っている委員会です。多くの委員から「原発復活」の大合唱が行われています。総務省への接待で反省している?であろう人物が、経済産業省関連委員会の委員として活動しているのも、それを許しているのも納得できないのです。

 

もう一つの株に関する話しは東芝です。わが家で初めて購入した「白物家電」は、炊飯器でした。電気釜と言ったと思いますが、それまでご飯は、「かまど」で炊いていました。

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東芝は2006年、米国の原発メーカーのウエスチングハウス(WH)社を約6千億円で買収し、政府の成長戦略の大きな柱だった「原発輸出」政策に加担することになりました。しかし2011年の福島原発事故、その後ウエスチングハウスは経営破綻、東芝自身の長年にわたる不正経営問題も2015年に発覚しました。

普通ならこんな潰れそうな会社と思う人も多いでしょうが、僕はこの時に東芝の株を1000株購入しました。当時は東芝の株は1000株が1単位(購入できる最低の単位)で、記録を見ると1株あたり199円で購入したことになっています。「物言う株主」のはしくれになろうと思った訳ではありませんが、株主に送られてくる資料を読むのが楽しみでした。

経営破綻の影響で株価は急速に下がり、100円を割りました。東京証券取引所の1部に上場されていたと思いますが、いわゆるヤバイ会社が入る特別な枠(スポット)に入れさせられました。

証券会社の担当者から、電話がありました。「もう損を覚悟で、売った方がよいですよ」という内容でした。僕は「東芝は絶対に倒産しないし、株価も元に戻るからこのままにしておいてください」と丁寧に答えました。

兵器や原発を作っている東芝が、潰れることは無いという確信があったからです。その後、株価が350円程度になった時点で売却し、約15万円を儲けることができました。「驕ってくれー」という声が聞こえてくる感じですが、東京電力の株の今の価格は、福島原発事故後300円台です。福島原発事故前は一桁上の値段だったのです。

倒産が必然でしょうが、国策でそうさせないだけでも、株主にとっては「良」としなければならないのでしょう。今、東京電力への株主代表訴訟の原告となっているので、損を覚悟でも売るわけにもいきません。

大きく報道されている昨年の東芝株主総会での経済産業省の関与介入事件、まさに総会屋顔負けです。兵器と原発を担っていると、絶対に潰さないということが明らかになった事件です。現在、東芝株は1000株単位から100株となりましたが、1株当たり約4700円の値段がついています。内紛、不正が頻発している東芝ですが、まさに「親方日の丸」のシンボルだと思うのです。

まだ株を持ち続けていたら、もっと儲かったのでしょうけどね。 

木原省治

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