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2021年7月 7日 (水)

「ヒロシマの空白 被爆75年」発刊

中国新聞が、2019年11月28日付で開始し20年3月まで連載した「ヒロシマの空白 被爆75年」が、再構成され1冊の本となって出版されました。

「『空白』を埋めていく」と題された前書きには、こう書かれています。「米軍が投下した広島原爆の犠牲者は「14万人±1万人』と言われているものの推計値に過ぎず、いまだに把握されていない死者が大勢いる。平和記念公園内の供養塔にに引き取り手がないまま安置された遺骨の人数や身元、被爆者を苦しめてきた放射線の健康被害―。原爆被害について分かっていないことは、あまりに多い。」

この連載が始まる前、担当記者の一人と同じことを話したことを思い出します。連載中から期待していましたので、毎回の記事を切り抜き、大切に保存してきました。埋もれていた広島の事実が掘り起こされた記事の連載に、興味が尽きることはありませんでした。

ですから、この連載がまとめられて本になればよいのにと期待していましたが、そのニュースを耳にすることはありませんでした。

ところが、この連載企画が、2020年の新聞協会賞を受賞したことが契機となり、今回再構成して出版することになったようです。

Img021_20210706150401

写真グラフから始まる本書の内容については、大きな目次だけ紹介します。

 第1部「埋もれた名前」

 第2部「帰らぬ遺骨」

 第3部「さまよう資料」

 第4部「国の責任を問う」

 第5部「朝鮮半島の原爆被害者」

 第6部「つなぐ責務」

 第7部「75年後の夏」

 連載中によせられた写真を中心とした「街並み再現」

本は、A4版の少し大きめのサイズです。本文には、写真の映りが良くなるような紙が使われています。発行元のザメディアジョンに電話で、使われている紙を問うと「上はマットコートです。古い写真も多くあるので、出来るだけクリアに見えるようにとこの紙を使うことにしました」とのことです。ですから、新聞紙上とは違う写真を目にすることが出来ます。

奥付を見ると発行日は、6月23日となっていますが、初版の1500部は、すでに完売。8月6日も近いということで、増刷されることになっているようです。ひょっとするとすぐに入手できないかもしれませんが、ぜひ手にしてほしい本です。

私もこのブログを書くのに、何度かこの本には、お世話になりそうです。

いのちとうとし

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