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2021年6月10日 (木)

山口県知事さん、海面占用を許可しないでください

 前回の私が担当したブログで、5月20日に中国電力が上関原発の予定海域のボーリング調査をするために、山口県知事に対しこの海域の占有許可(せんゆうきょか)を申請したと書きました。

分かりやすくいえば、海を埋め立てなければ建設が出来ない上関原発のために、その前段として、海底の地層のボーリング調査を行って、活断層の有無を調べるために海上作業を行いたいから、許可をしてほしいというものです。

山口県では、条例によってこの占有を許可するか否かの権限を県知事が持っています。その判断をする最大の基準は「なんのために占有したいのか」ということになります。当然中電としては上関原発を建てるためとなるのです。

村岡嗣政(むらおか つぐまさ)山口県知事は、申請が条例に照らして問題が無いからと言って、たぶん許可するでしょう。ここまで長々と説明をしましたが、そもそも新設である上関原発は国も認めていないのです。それなのに認めるというのは、条例違反だと思います。

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中電はこれまでの2年間、2度に亘って同じ申請をしてきました。そしてこの海域に作業台船などを持ってきて、「ボーリング調査をやらせてください」と作業に反対する漁師さんたちに呼びかけました。しかし漁師さんたちの「ここはわしらが漁業をするところだ」との訴える声に阻まれ、調査ができない状態に追いやられました。そして海の荒れる冬の時期になるということで、調査を断念するということが繰り返えされました。

私はこの中電の行為は、上関原発を建てたいというポーズを「誰かのために」やっていると思えてなりませんでした。その「誰か」が誰なのかは分かりません。しかし漁師さんたちにとっては、許されないことです。

しかしこの度の申請では次の理由で、これまでの対応とは違うのではないかと心配しています。

それは一つには、現在経済産業省内の議論されている「第6次エネルギー基本計画」の中で、原発推進の大合唱が行われているからです。これまで新増設は言わなかったのに、「やれ~やれ~」の大合唱となっているのです。国内で唯一の新設といっていい上関原発は、そのやり玉になっているからです。二つには、この時期の申請ということです。これからの海は、台風が来ない限り1年中で一番、静かな時期を迎えるからです。

山口県知事は、これまで申請から1か月以内で許可をしていますから、たぶん6月20日前後に許可を出すでしょう。その期間は3か月としていますから9月までとなります。

中国電力にも抗議の意思を伝えるとともに、山口県知事に「県民のことを考えるのなら、許可しないでください」の声を届けることが大事だと思います。

山口県知事への連絡は

753-8501

     山口市滝町1-1山口県庁内 

     村岡嗣政(むらおか つぐまさ)山口県知事

  FAXを送る場合

     知事室FAX番号 083-933-2129

※多くの声が届くことが大切だと思います。自らの言葉で声を届けていただきたいと思います。

木原省治

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