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2021年5月 4日 (火)

74回目の憲法記念日

74回目の憲法記念日を迎えた昨日5月3日、戦争をさせない・9条壊すな!ヒロシマ総がかり行動実行委員会が主催する「2021平和といのちと人権を!5.3ヒロシマ憲法集会」が、今年はオンライン集会で開催されました。

「5.3ヒロシマ憲法集会」は、昨年コロナ対策で中止を余儀なくされましたので、今年は2年ぶりの開催となりました。当初屋内での集会を準備しましたが、コロナ感染が拡大しているということで、オンラインでの集会開催に変更されました。

今年の記念講演の講師は、前広島市長・ヒロシマ総がかり行動実行委員会共同代表の秋葉忠利さん。「コロナ過と憲法 私たちはどんな社会を希求するのか」のタイトルで1時間半の講演でした。

20210503_103311

秋葉さんの話は「私たちが思っている以上に深刻な事態が進んでいる。」からスタートしました。そしてその背後に「必ず憲法違反があること」そして「その違反を許しているのは、憲法99条がある」と指摘され、その具体的な事例が紹介されました。その第1が「安倍首相による全国一斉休校」の問題です。「自然災害に対するその場限りの対策」「核兵絶に対する日本政府の態度」などなどです。こう書いていくと、このブログの読者には、このブログでイライザさんが何度か指摘・紹介された事柄だということがわかると思います。そしてこれらにどう対処するのか?です。「こんな思いは他の誰にもさせたくない」という広島の運動から学ぶことが大切だというが、過去の運動を紹介しながら提起されました。

これ以上の紹介は、私の能力を超えますのでここで終えますが、最後の一番大切なこと「政権を奪取するための2021ビジョンを持ち、出来ることは何でも実行しよう」と呼びかけて講演は終了しました。

オンライン集会でしたが、戦争をさせないヒロシマ1000人委員会(平和運動センターや原水禁など)は、広島会場(自治労会館)と東部会場(労働会館「みやび」)の2会場を視聴会場として準備し、参加を呼びかけました。また総がかり行動実行委員会が準備した弁護士会館へは、県原水禁、県護憲のみなさんが参加し、秋葉さんの講演を共有しました。私は、主会場となった弁護士会館に参加しましたが、この会場には33人の参加がありました。この他にも各地区がそれぞれ視聴会場を設け、参加を募りましたが、この貴重な講演を何人の人が聞いてくれたかなとちょっと気がかりです。。

個人でのオンライン参加もありましたが、一堂に集結して講演を聞くことは、連帯感を醸成することが出来て良かったと思います。もちろん、コロナ対策を充分行ってですが。

ところで、弁護士会館から帰宅途中で、一本の電話が入りました。「今日の県民文化センターでの集会はどうなったのですか。会場に行ったのですが?私以外にも何人かの姿がありましたよ」「会場に実行委員会の人が誰もいませんでしたね」と。県民文化センターを使っての講演会からオンライン集会に変わった事情を一応は説明しましたが、充分周知できずご迷惑をおかけした人たちがおられました。本当に申し訳ありませんでした。主催者の一員として、この場を借りてお詫びします。

この他の憲法記念日の取り組みとしては、毎年憲法を守る広島県民会議が、「輝け9条活かそう憲法!」の新聞意見広告を毎年実施していますが、今年も多くの皆さんの協力を得て、昨日の中国新聞11面下段に掲載しることが出来ました。

さて国会では、衆議院憲法審査会で「憲法改正手続きを定めた国民投票法改正案」を巡って、自民党を中心に連休明けにも強行採決するのではないかと言われています。今回の改正案は、駅や商業施設への投票所を設けることなど、投票率を上げるための内容が盛り込まれていますが、国民投票法の問題点はそれだけなのかが問われています。日を改めて、この問題を取り上げたいと思いますが、2007年の成立時は、参議院では18項目の付帯決議が付されたように、採決を急ぐあまり多くの問題点が残されたままになっています。「平和主義」だけでなく私たちの基本的人権である自由と権利を保障する憲法が、こうした問題を残したままで「改正ありき」で、憲法改正が進めてよいはずがありません。

憲法記念日を契機に、一人ひとりの国民が「憲法」に向き合ったほしいと思います。

いのちとうとし

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