2021年初めての「3の日行動」
「戦争させない・9条壊すな! ヒロシマ総がかり行動実行委員会」は、昨日午後5時30分から本通電停前で、3月の「3の日行動」を行いました。コロナの感染が拡大したため今年に入り中止を余儀なくされていましたので、今回の街頭行動は、昨年12月以来、3カ月ぶりの行動となりました。
この3カ月の間に、止まらないコロナの感染拡大とその対策の遅れ、東京オリンピック組織委員会森前会長の差別発言による混迷、河井案里被告の買収事件の刑の確定、総務省、農水省の接待問題などなど、長期政権のひずみ、国民生活を軽視する菅総理の政治姿勢が、次々と明らかになりました。
訴えたい課題は、山積しています。今月の街宣行動には、「市民が変える 政治を変える 選挙で変える」「お金の選挙 自公の責任 金をもらった県議・市議は辞職せよ」「改憲より政治を変えよう」などのスローガンが書かれた横断幕4枚が準備されました。
街頭宣伝活動は、3月に入り、日の入り(昨日は、午後6時8分)も遅くなり、まだ明るさが残る午後5時半ちょうどに藤元康之世話人の司会でスタートしました。
最初は、「コロナ対策不備と五輪開催の問題点追及」をテーマにした、川后和幸共同代表がマイクを握りました。次は、共同代表の山田延廣弁護士の訴えです。テーマは「河井買収事件と4・25参院再選挙」です。今のところ、4月25日投票で実施される国会議員補欠選挙は、衆議院が北海度2区、参議院が長野選挙区と広島選挙区の3つが予定されていますが、その中でも特に重要で全国から注目されている選挙が、この参議院広島選挙区の補欠選挙です。山田さんは、「金権政治に対し、広島県民が、はっきりとNOの意思を示す大事な選挙です。広島選挙区で、野党が勝利することが出来れば、政治の流れを大きく変えることが出来ます。そのために、市民と野党がしっかりした共闘を組むことが大切です。広島から大きなうねりを作りましょう」と強く訴えました。
次に藤井純子世話人が、森発言から大きくクローズアップされた「ジェンダー平等」の課題を訴えました。続いて、福島からの避難者を支援する大月純子世話人が、「福島原発事故から10年という節目を迎えた今、改めて脱原発社会の実現しなければならない」と呼びかけました。
私も最後に「まとめ」のアピールを行いました。私がもっとも強調したことは次の点です。
「国内のコロナの感染が始まって1年が過ぎた。この一年間、喫緊のコロナ対策だけが注目されたが、抜本的なコロナ対策は置き去りのまま。昨日、来年度予算が衆議院を通過したが、真にその中身が問われただろうか疑問を感ずる。防衛費予算は、毎年毎年増額され続けている。『安全保障が大事』と主張するが、国民の生命や財産を守るためのコロナ対策だって重要な安全保障政策のはず。防衛費を抑えてでも、このコロナ対策に万全を期すことこそが、今求められている安全保障政策のはず。さらに、ワクチンがコロナ対策の柱と言われているが、すべて外国製品頼み。なぜ日本発のワクチン製造ができないのか。目先の利益のみを追い求める構造改革によって、基礎研究などがないがしろにしてきたつけがこの現実を招いているといわざるを得ない。規制緩和による格差拡大社会の問題の根深さをコロナ社会は明らかにしてきた。当面のコロナ対策も重要だが、これまでの政治のありようを抜本的に見直すことなくして、真の問題解決はないと思う。これは与野党を超えて、問われている課題だといえる。それは、一人ひとりの市民にも求められていること。その意味で4月25日は、私たち市民が、その意思表示できる絶好のチャンス。その機会を活かそう。」
私のアピールで、今年初めての「3の日」街頭行動は終了しました。昨日の行動には、45人が参加しました。
いのちとうとし
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