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2021年3月21日 (日)

自然災害の歴史から学ぶ ――基本的事実から始めましょう――

自然災害の歴史から学ぶ

――基本的事実から始めましょう――

 

来月、台湾で開かれる「2021 Asia-Pacific Disaster Management Summit」、つまり、アジア太平洋地域の防災会議に参加するため、勉強を続けています。その中で、私自身の知識がまだまだ足りないことに気付きました。これまでかなり勉強してきた積りですし様々な形で防災には関わってきましたので、「こんなことも知らなかった」という事実に吃驚しています。同時に、私の勉強の中身を多くの皆さんと共有することも大切なのではないかと考えることにもなりました。長いシリーズになるかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです。

今回は、その決意表明といくつかの基本的事実をお浚いしておきたいと思います。

まず、明治以降に起きた地震で、死者数からどのくらいの被害があったのかを表にすると、次のようになります。年代順に整理しましたが、死者・行方不明者数からも、被害の大きさが分ります。

 

 

被害順

発生日時

名称

 

マグニチュード

死者・行方不明者数

1891-10-28

濃尾地震 

8.0

7,273

1896-06-15

明治三陸地震津波

8.5

21,959

1923-09-01

関東大震災 

7.9

105,385

1927-03-07

北丹後地震

7.3

2,925

1933-03-03

三陸沖地震

8.1

3,008

1943-09-10

鳥取地震 

7.2

1,083

1944-12-07

東南海地震 

7.9

1,223

1945-01-13

三河地震

6.8

2,306

1946-12-21

南海地震

8.0

1,432

1948-06-28

福井地震 

7.1

3,728

1995-01-17

阪神淡路大地震 

7.3

6,437

2011-03-11

東日本大地震

9.0

18,430

 

ここで、改めて分るのは、関東大震災での死者・行方不明者数が桁違いに大きいという点です。10万人を超えているのですから、東日本大震災と比べると、正に桁が違うのです。

 しかも、その内の9割が、火災によって亡くなっているのです。地震の起きた時刻が1158分と丁度お昼の支度をしている時間帯で、しかも、当時の煮炊きは薪や炭、ガスが中心だったので、倒壊した建物に火が付いたのですが、その日の関東地方には強い風が吹いていたことも相俟って、短時間で火の手が広がったと考えられています。

 私たち世代が子どもの頃、親からも学校でもその他の場所でも、徹底して教えられたのは、「地震があったら、火を消しなさい」ということだったのですが、それは、関東大震災の教訓が生きていたからなのだということも、今回、一覧表を見て納得できたことの一つでした。

 この表を見てもう一つ気付いたのは、1940年代に被害の大きい地震が多発していることです。偶然のなせる業なのか、人為的な要素があるのか、その辺についてこれから調べる積りです。

 もう一つの問題点として、1989年にサンフランシスコで起きた地震があります。高速道路が崩壊したりといった大きな被害が出たのですが、今もはっきり覚えているのは、建設省の関係者そして専門家と称する人たちがテレビで得意顔をして、「日本の技術は優れているから、日本でこの規模の地震が起きても、同じような被害は起きない」と宣言している姿です。これは、6年後の阪神淡路大震災で、嘘であることが証明されてしまっているのですが、サンフランシスコ地震についての言明について、建設省や専門家たちがどのような反省をしたのかが未だに分りません。この点についても検証したいと考えています。

 最悪の場合、このような立場の人たちが誤った「自信」と「傲慢さ」を持ち続けているとすると、現時点でこうした人々の発するメッセージに対する信頼度が無くなるからです。

 簡単な年表を見ただけでも、次から次へと疑問が湧いてきたのですが、「出来る範囲でしか」と言う他はないのですが、出来るだけ事実を掘り起こして、次のステップにつなげて行きたいと思っています。

 [2021/3/21 イライザ]

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コメント

3・11。.東日本大震災。大地震と、ありますが。死者・行方不明。地震限定では、死者数は、少数と、思います。3・11。.東日本大震災。大地震と、あります。死者・行方不明。地震限定では、死者数は、少数と、思います。地震死者は、把握できないと、考えます。

「匿名希望」様

コメント有り難う御座いました。

18,430人という東日本大震災の死者・行方不明者数の数字は、2019年3月時点の警察庁まとめです。四捨五入しています。

2021年3月10日の警察庁 (https://www.npa.go.jp/news/other/earthquake2011/pdf/higaijokyo.pdf) のデータによると、東日本大震災による死者は1万5900人、行方不明者は2525人、合わせて1万8425人、「震災関連死」の3775人を含めると、少なくとも合わせて2万2200人にのぼります。「震災関連死」については、NHKのWeb News (https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210310/k10012907171000.html) を御覧下さい。

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