2021年1月広島県原水禁常任理事会を開催
今年最初の広島県原水禁常任理事会が、昨日開催されました。
1月に開催する常任理事会の主な議題は、毎年1月27日開催する「広島県原水禁総会」に提出する議案書を協議することです。
広島県でもコロナの感染拡大の終息が見通せない状況ですが、31人中18名の代表委員、常任理事の参加がありました。その主な討議内容を報告します。
報告事項は、12月3日に開催された「原水爆禁止日本会議臨時全国委員会」の決定事項です。この臨時全国委員会では、広島県原水禁から提起し検討が進められてきた役員体制に関わる規約改正が行われました。その内容は、会の代表者を1名の議長体制から「若干名の共同議長」制度に変更することです。臨時全国委員会は、書面開催となりましたが、全員一致の賛成で、承認されました。この規約改正よって、本年4月に開催される「原水爆禁止日本会議全国総会」で、2021年度の新たな共同議長が選出されることになります。共同議長は、当面3名でスタートすることが検討されています。
その他に、このブログでも紹介してきました「高校生平和大使学習・フィールドワーク」や「原爆ドーム世界遺産登録記念集会」などの活動が報告され、承認されました。
協議事項は、次の当面する取り組みについて、確認しました。
「核兵器禁止条約発効に関する取組」は次の行動が計画されています。
①原水禁国民会議が主催し開催する「日米韓国際シンポジウム-核兵器禁止条約発効後の課題と展望-」(仮称)と題した「発効記念国際シンポジウム」です。1月23日(土)10時から12時まで、YouTube原水禁チャンネル で、生中継されます。日本側のパネリストは、秋葉忠利原水禁国民会議顧問(広島県原水禁代表委員)です。多くの人に視聴してほしいと思います。
②他の二つは共同行動です。
一つは、1月22日午後6時から原爆ドーム前で実施される核兵器禁止条約を求める共同行動実行委員会主催の「歓迎キャンドルメッセージ」です。もう一つは、翌日23日午後3時から開催される「条約発効記念のつどい」です。この集会は、無観客で行われ、オンライン配信されることになっています。
「ネバダ・デー座り込み行動」を今年も1月27日12時15分から30分間、慰霊碑前実施することを決定しました。コロナ感染拡大状況を考慮し、今年はソーシャルディスタンスを確保するということで、30名規模で実施します。ただし、「今後の感染状況によっては中止することもあり得る」ことも併せて確認しました。
昨年の広島県原水禁総会
最後に、「広島県原水禁第90回総会」の議案書(案)が、事務局長から提案されました。これに対し、原発を巡る状況を補強する意見や、「核兵器禁止条約批准を政府に求める自治体決議を促進するための活動をどうするのか」などの意見が出されました。それらを含め、1月20日までにそれぞれの意見を出すことを確認し、議案書案の審議を終えました。そして今年の総会は次の要領で実施することを決定しました。
①今年の総会は、第90回という節目ですが、総会は開催せず、書面決議とする。
②議案は、1月26日に発送し、賛否は書面によって2月2日までに送付する。
③各組織代表1名の決議とする。
その他にもいくつか行動予定を確認しましたが、ここでは省略します。
今年は、「核兵器禁止条約」の発効、東京電力福島第一原子力発電所底から10周年、そして夏には今年に延期されたNPT再検討会議の開催など節目の年になりますが、広島県原水禁としての役割が十分に果たせるよう努力することを全体で確認して、常任理事会を終了しました。
いのちとうとし
[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
« 軍歴と原爆死没者調査-その2 | トップページ | 1月のブルーベリー農園その2(東広島市豊栄町) »
「ニュース」カテゴリの記事
- 府中地区の3月「19日行動」(2025.03.22)
- 「ヒロシマドキュメント被爆80年」1955年8月6日―中国新聞(2025.03.18)
- 三原の3月「19日行動」(2025.03.11)
- ノーベル平和賞メダルー広島県被団協代表者会議(2025.02.16)
- 守ろう、平和・民主主義・人権!紀元節復活反対!2・11ヒロシマ集会(2025.02.12)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 2025年3月のブルーベリー農園その3(2025.03.23)
- 府中地区の3月「19日行動」(2025.03.22)
- 広島平和記念資料館企画展「広島原爆の視覚的資料」(2025.03.19)
- ベトナムの歴史(その38-2) ― ベトナム Now Ⅺ その2― (2025.03.21)
- ベトナムの歴史(その38-1) ― ベトナム Now Ⅺその1― (2025.03.20)
コメント