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2020年12月25日 (金)

2020年を振り返って

毎月10日と25日に「新・ヒロシマの心を世界に」を書かせていただきました。2回×12か月で24回、そして番外編が1回ありましたから、計25回となります。

振り返って今年1月10日は、「2020の課題を考える」という題で書いていました。この時点では、新型コロナウイルスなど全く想像も出来なかったですね。深く静かに感染が拡大していたのでしょうが、そしてこの時点でも、たぶん誰かは知っていたのではと思ってもいます。

手元のスケジュール表を視れば、2月19日に九州からやってきた修学旅行生に、平和公園碑めぐり案内のガイド役をしています。この時には新型コロナウイルスは話しにはなっていましたが、修学旅行は実行されました。2月末に京都と高松で用事がありましたが、この時は主催者が相当に気を付けて会場入り口でマスク・消毒を準備されていました。まだマスク不足の時で、貴重な存在だったように思います。

1月10日のブログでは「2020の課題を考える」という題名で書き、NPT(核拡散防止条約)の再検討会議があることや、核兵器禁止条約のこと、被爆75年のこと、原発再稼働問題、エネルギー基本計画、上関原発が計画発覚から39年になること、地球温暖化問題などという中味でした。

まさかの新型コロナウイルスで、NPT再検討会議は延期になり、被爆75年の原水禁大会もオンラインが主になり、多くの会議はZOOMという初めて聞いた形式になりました。

上関原発のための予定地ボーリング調査は、準備作業を11月4日から開始するとして地元の漁師さんたちを中心にした監視・抗議行動で、中国電力は何一つ作業が出来ないまま、12月14日に「海が荒れる」という理由で中止を明らかにしました。中国電力上関事務所の内富恭則広報部長は「理解を得て安全に調査できるよう取り組む」と話したと報道されていましたが、上関原発建設問題が公けになって約40年、結果として理解が得られなかった現実を直視すべきではないでしょうか。「理解を得る」という言葉を何百回聞いたことでしょうか。

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中国電力株主総会入場前、支援者にあいさつする筆者

内部被曝の問題に詳しいフリーライターの矢ヶ崎克馬さんが、ある対談の中で次のように話していました。長い対談の中の一部ですが、一つには日本市民の特徴として「具体的に知り、判断し、行動していく」ということの水準の低さを指摘し、その理由と思われることについて、いわゆる「受験本位の学力」教育で、内容を楽しむ「心を躍動させる学習」授業が、展開できていないことと併せて深刻です。日本人は感覚での好き嫌いは述べることができても、論拠をあげて(理由を説明して)事柄を批判する能力に乏しいといわれるゆえんです。

とても興味深い指摘だと思いました。

友人から「ちょっとだけ愚痴を聞いてくれ…」と、メールを送ってきました。日本人ですが現在は外国で暮らしています。

そのメール、一部は省略しますが難病を患っている人です。その内容は次のようなものです。

患者のフェイスグループにいくつか入っています。日本のが2つ、アメリカのが1つ。日本のグループは百人ほどで、アメリカのは数千人規模です。でもどちらも投稿したり反応したりする人は限られているのですが、それでもアメリカのグループに質問したり、投稿すると返事がどっさり返ってきます。感想や、意見や、自分の経験や・・・それが日本のグループはシーンとしていて、既読にはなっているのに反応がない場合がほとんど。「日本のグループも活発な意見交換の場になって欲しい」。これ国民性?アメリカのグループではメッセージでの議論があったりして、とても興味深いです。正面からの対立を恐れない人たちなんでしょうね。アメリカ人の場合、それで対立しても別に2度と口を利かないというわけでもない。

根底での信頼関係が成り立っていれば、少しの喧嘩というか議論は、克服できると思うのですが、皆さんいかがでしょうか。コロナ禍の中、面と向かって議論をすることが難しくなっていますが、自らの考えの「基準(尺度)」を持つこと、そのための前提は「知る事」だということを強く感じています。

これで20年の私の担当は終わります。来年は議論が活発化し、難しい時期ですが触れ合える年にしたいものです。

木原省治

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