被爆の生き証人としてⅢ
10月6日、広島県議会は旧陸軍被服支廠にかかる再調査費用として約3,000万円の予算案を可決しました。
県は建物の強度が従来の想定より高かったため、耐震化にかかるコストを3分の1程度に減らせる可能性があるとの「新たな知見」を発表、再調査を14日からはじめました。4棟のうち県が所有する1~3号棟が対象で、今月中に現地作業を終え、得られたデータを有識者会議で評価、耐震化の有無を含む補強工法と費用の4パターンを年内に示すとしています。
8月に旧陸軍被服支廠で中西巌さんの話を聞く機会があり「今、生き残っている人は何らかの奇跡の積み重ねで死ななかった」と言われていました。被服支廠も何らかの奇跡の積み重ねで残っているのだと思います。
1棟あたり28億円ともいわれている耐震化費用は大きな額ですが、一度、壊してしまえば元には戻せないことも踏まえ、国・広島県・広島市が知恵を出し合い一体となって全棟保存をすすめるよう、私たちも常に関心をもち、声をあげ続けましょう。
~ヒロシマを忘れた時、ヒロシマは繰り返される~
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コメント
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保存。もう、安心しています。費用。5区の議員さんが、関係することに、なりました。。そういうことです。
投稿: 匿名希望 | 2020年11月 6日 (金) 13時04分
匿名希望さま
コメントありがとうございます。
5区の議員さんが早くから強い関心を持って動いていただいていることを知っています。費用の問題が最終的に解決し、全棟保存が実現するように、今後も国に強く働きかけていただくことを希望しています。
投稿: ブログ編集者 | 2020年11月 6日 (金) 16時52分