原爆資料館「海外で暮らす被爆者」展示文を交換
昨晩、閉館後の午後7時過ぎから、今月6日の「広島原爆資料館が『海外で暮らす被爆者』の展示文の修正を約束」(https://kokoro2016.cocolog-nifty.com/shinkokoro/2020/11/post-9f3fd1.html)で紹介した「展示文」が新しいものに張り替える作業を行われました。
作業日程は事前連絡がありましたので、原爆資料館にお願いをし、この作業に立ち会わせていただきました。
入館者のいなくなった原爆資料館は、照明も少なくなっており、いつもと違う雰囲気を感じます。作業に入る前、古い展示文を写真に撮りました。。
いよいよ作業開始です。展示中のパネルが取り外されます。パネル枠ははめ込み式になっていますので、簡単に取り外されました。
「展示文」は、パネルに紙で貼り付けられています。まずその紙をきれいにはがす作業です。両面テープで貼り付けられていますので、少し作業に時間がかかりました。台となるパネルの表面がきれいに拭われ、いよいよ新しい「展示文」の紙の貼り付けです。
修正後の「展示文」が貼り付けられたパネルが元の位置にセットされました。
これで作業が完了です。両面テープはがしに時間がかかったため、思ったより長くなり45分くらい作業時間がかかりました。新しくなったパネルを写真に撮ります。
今日から新しい展示文を入館者のみなさんで読んでいただくことになります。「海外で暮らす被爆者」のパネルは、「被爆者援護施策の成立と拡充」のコーナーの左下隅にあります。一人でも多くの人に読んでほしいと思います。ただ「海外で暮らす被爆者」の展示文が大幅に修正されたことが、周知されていませんので、気づく人がどれだけいるかです。
昨日、知り合いの記者数人に「27日の夜に原爆資料館のパネルが交換されるよ」紹介したのですが、誰も知っていませんでした。
このブログに何回かにわたって紹介していますが、今回の「海外で暮らす被爆者」展示文の修正は、従来の内容を根本的に変更したものだと思っています。そうなるように要望し、変更することになったのですから。
私は、今回この問題では「文章がきちんと修正されれば、ことさら大きな問題にすることはない」との考えで、資料館や広島市と話し合ってきました。それは在外被爆者問題を語る時には、きちんとしておかなければならない重要なことだと思ったからです。だから1年半以上にわたって何度も問題提起しました。
ですから、原爆資料館は、今回のパネル交換に至った経緯やその内容について、自らがきちんと説明する責任があるはずです。その説明方法は、いろいろありますが、一般的な方法はマスコミへの情報提供によって、広く周知することだと思います。にもかかわらずマスコミへの情報提供は、行われていません。
もし、このブログで紹介していなければ、今回の修正を市民には知らせないままです。言い方は悪いかもしれませんが、都合の悪いことは、人知れず「こそっと」替えて、一件落着を図っているように思えて仕様がありません。それとも「こういう些細なことはいちいち説明しなくてもよい」と考えているのでしょうか。これでは、今回の修正の本質を理解していないことになってしまいます。
今からでも、きちんと市民に説明してほしいと強く思います。
いのちとうとし
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