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2020年9月 6日 (日)

今年も開催された「平和の旅」

反核平和の火リレーを取り組み平和友好祭実行委員会が主催する「平和の旅」が、今年も昨日(5日)、今日の2日間の日程で、広島市で開催されました。「平和の旅」は、原水禁運動の原点である広島の実相を学ぶ場として、毎年5月から6月初めの頃(昨年は、5月31日から6月2日)2泊3日の日程で開催されてきました。被爆75周年原水禁世界大会も、コロナ禍の影響を受け、今年は集会形式による大会は開催せず、オンライン集会となりましたので、「平和の旅」も今年の開催が危惧されましたが、少し時期をずらすことになりましたが、今年も無事に実施されました。しかし、日程は1泊2日に短縮しての開催です。もちろん、例年よりも参加者は少なくなりましたが、それでも、現地広島やスタッフを含め7都道県から33名(昨年は50名)の参加者を数えることができました。今年は、31回目の開催です。

短縮された二日間の日程は次のとおりです。

初日は、受付後、今年初めての試みとなった被爆電車への搭乗です。原爆ドーム前で下車し、広島平和祈念資料館の見学。午後5時からアステールプラザで開会行事。私が、広島県原水禁を代表して歓迎のあいさつをしたのは、この開会集会です。

20200905_165729  

開会行事といっても、主催者、地元実行委員会、そして私の3人があいさつするだけですので、すぐ終わりました。その後「ヒロシマ・母たちの祈り」の映画鑑賞。そして今日のメイン企画「世界のヒバクシャと出会って」の講演です。講演者は、広島生れ出安芸高田市在住の福岡奈織さん。福岡さんは、ピースボート主催の「ヒバクシャ地球一周証言の航海」に被爆者とともに参加し、2015年大学の卒業論文執筆のため、フランス領ポリネシアタヒチ島に滞在し、元核実験場労働者に聞き取り調査を行い、その後も韓国やハワイに住む被爆者と出会う旅を続けています。今回の講演は、その体験に基づいたお話のようです。ようですというのは、私はあいさつを終えて会場を後にしましたので、配布されたレジュメをもとにこの原稿を書いているからです。このレジュメのとおりのお話なら、「ヒロシマの旅」で、世界のヒバクシャ、特にフランス領ポリネシアの元核実験労働者のことが取り上げられるのは、今回が初めてだと思います。参加者がどんな感想を持って帰るのか、ちょっと興味が湧きます。一日目はこれで終了です。

二日目の今日は、広島県被団協の高品健二さんの「被爆体験」を聞き、その後、平和公園の慰霊碑巡りの日程です。高品さんは、八歳の時、爆心地から2.5kmの出汐町の自宅で被爆。母は原爆で、父は戦争でなくされています。大阪に在住している時から、小学校教師たなった次男の勧めもあり、証言活動を始められ、2010年に広島に帰ってからも続いています。「被爆体験」を聞いた後は、平和公園に移動し、「慰霊碑巡り」です。

昨年は、この日の行事に参加したのですが、今年は厳しい暑さが続いていますので、歳を考え参加を断念しましたので、これ以上の詳細を報告することはできません。

これで今年の「ヒロシマの旅」が終わります。

昨年までの日程では、加害の歴史を学ぶための「毒ガス製造の島大久野島」見学が加わっていました。残念ですが、今年は「日本の戦争加害責任」を考える企画が組めなかったようです。それに代わるということではないでしょうが、

ところで、主催者のあいさつによれば、今年の反核平和の火リレーが実施された県は、高知、鹿児島、島根と地元広島の4県にとどまってようです。広島の反核平和の火リレーも大幅に短縮して実施されましたので、やむを得ないこととは思いますが、昨年は27都道県で実施されています。来年の復活を強く期待します。

今年は、コロナ禍で異例ずくめの行事が続いていますが、「『平和の旅』が、参加者は少数になったとはいえ今年も実施されて本当によかった」と思いながら会場を後にしました。

いのちとうとし

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