7月のブルーベリー農園その2(東広島市豊栄町)
7月に入って梅雨の合間をぬっての農園の早生のブルーベリーの摘み取り作業が欠かせない。これから中旬、下旬にかけてブルーベリーの実が熟して来るが雨も降る。雨に合うと実の傷口から水が入り割れたりする。そこからアリコや蜂が甘さに誘われてやってくる。だから人の多さからくる蜜と無縁の農園での作業は天気とにらめっこの行動パターンになる。9日の木曜日は朝早くから一人で農園に出かけて摘み取り。そして11日、12日も雨が降らないので作業は摘み取りをして安芸の郷に納品した。
農園の景色は目に見えてブルーベリーの枝が伸びているさまは、梅雨空に手間暇入れた結果を見せてくれている。昨年の梅雨は長かったが今年は21~22日頃らしいがどうなるか。
7月9日(木)。
この日は雨が降らないので早生のブルーベリーの摘み取りをするため朝早くに安芸区の自宅を出発。農園に着いたときはまだ雲が低く垂れこめていた。
ヤブカンゾウの花は7時前だがもう光を感じて開きかけていた。
7月12日(日)。
農園の家の前のアジサイは満開。手前の晩生のブルーベリー畑のブルーベリーの木は枝がしっかり繁ってきた。
梅雨の時期はブルーベリーの木が伸びるときでもある。春にそれぞれの枝から芽が出て7月まで伸び続ける。1mを超える枝もある。
一方足元のブルーベリーの木の周囲はあちこちに赤っぽい色をしたブルーベリーのヒコバエが雑草の中に生えているのが見える。
そして、ネジバナが一本開花。農園では過去出会うことのない花で、今年デビューらしい。毎年少しづつでいいので増えてほしい花。
ブルーベリーの列と列の間にはたくさんの雲が飛び交い糸を張っている。電気柵の電線と電線の間には完成形の蜘蛛の巣がありまだ小さいがじぃーっととまっている。
晩生のブルーベリーの実はまだ薄い緑色のままだが先っちょにぽつんと青くなっている実が見える。まだすっぱい。20日過ぎないと収穫は無理。
2か所ある里山のブルーベリー園のうち一部だけ中生のブルーベリーがあり、一本一本にネットを張っている。狭いが中に入って実ったブルーベリーを摘み取る。
メインの摘み取りは防鳥ネットを全面に張った早生ブルーベリーで土日の2日間で約50キロを収穫し安芸の郷に納品した。作業中ずーっと近くでウグイスが鳴いている。
春から背丈が2m近く伸びて花を咲かす宿根草のこの黄色い花はいまだ名前が分からない。
13日からまた雨が続くので天気を見ながらの収穫作業が梅雨明けまでつづく。
2020年7月15日
社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良
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