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« 劣化した政治の「震源地」はどこか? (1) ――小選挙区制度と政治家の供給源―― | トップページ | 7月のブルーベリー農園その3(東広島市豊栄町) »

2020年7月22日 (水)

「参院選1年ヒロシマ・アピール行動『さよなら安倍政権』」

「戦争させない・9条壊すな!ヒロシマ総がかり行動実行委員会」は、7月の「3の日行動」が、当日の大雨で急きょ中止となったため、来月「8月の3の日行動」を兼ねて、昨日「参院選1年ヒロシマ・アピール行動『さよなら安倍政権』」のタイトルで、広島市民へのアピール街宣行動を実施しました。

ちょうど1年前の7月21日は、安倍首相の1億5千万円という異常な資金提供によって行われた河井被告夫妻による大掛かりな買収選挙が行われ、その結果河井安理被告が当選した参議院選挙の投票日でした。しかし、安倍首相も「責任を痛感する」とは言いながら、「説明責任」を全く果たさず、被告である河井夫妻も、何の説明もしないまま、ただ「選挙違反はしていない」と繰り返すだけです。そして、多くの国民、とりわけ広島県民の「議員辞職」を求める声に背を向け、居座り続けています。

通常国会が閉会されたからすでに1カ月以上が経ちますが、一部の委員会で「閉会中審査」が実施されているとはいえ、安倍首相が、その場に姿を現し、答弁に立ったことは一度もありません。そればかりか、深刻な豪雨災害、再びコロナウイルスの感染拡大が危惧されているのもかかわらず、記者会見すら開かず、ここでも「説明責任」を全く放棄しています。

こうした「安倍政権」の政治姿勢は、絶対に許されるものではありません。参議院選挙から1年、改めて市民のみなさんに問いかける街頭宣伝活動を行うことになりました。

午後5時半からいつものように本通電停前で始まった街頭行動には、55名が参加し、「#さよなら安倍政治」や「安倍はやめろ」「もらった議員は辞職せよ」と書かれた横断幕を掲げて、帰宅途中の通行人にアピールしました。

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マイクでのアピールは、まず川后和幸共同代表が、今日の行動の意義を訴え、次は、河井夫妻被告の地元安佐南区で「河井疑惑を質し、議員辞職を求める」行動を展開している山本紀子さんの「このニュースを聞くたびに腹が立ちます」という怒りの声からアピールは始まりました。今回の買収事件では、すでに首長3人、自治体議員5名(9月の辞職を表明を含む)が辞職し、その責任をとっています。にもかかわらず「説明責任も果たさず議員職に居座り続ける」河井被告夫妻に、厳しい声が飛ぶのは当然のことです。同じようにお金を受け取っていながら、説明もしない自治体議員の責任も厳しく追及されて当然です。

2番目は、「戦争法の違憲訴訟」を中心的に担っている松岡幸輝弁護士のアピール。「違憲の安保法制、5年経って忘れる人もいるかもしれませんが、決して忘れてはいけない法律。あきらめてはいけません。言い続けることが大事です。」と訴えました。次に生活者支援を続ける寺西環江弁護士が、自らが受けているコロナ禍で苦しくなっている暮らしの相談実態、特に母子家庭で起きていること(働く場所が見つからない)を紹介しながら、政府による早急な施策の実施を訴えました。次にピースリンク広島・呉・岩国の新田さんが「イージスアショア問題」を訴えました。さらにこの会の共同代表の一人である山田延廣弁護士が、「民主主義の原則は、『市民の、市民のための政治を進めること』。しかし安倍首相は、自分のお友達のための政治を進めている。民主主義の基本を否定する安倍政治を終わらせましょう」と厳しく指摘しました。

最後は私の一言。しかし3分しか時間がありません。「九州をはじめとした豪雨災害、2年前の広島を思い起こします。コロナの感染が再び拡大しています。この大切な時期に、国会を閉会したままでは、国民の不安にこたえる政治とはとても言えません。今国民が求めていることは、第1次のコロナ感染対策で不足していた、いのちの問題にきちんと対処した医療体制を早急に確立し、国民の安心を作ること。国会閉会させたままで、この緊急課題への政策も示さず、国民の声に答えない安倍政権に政治を担う資格はありません。だからこそ『さようなら安倍政権』です。市民のみなさんが声を上げることで、安倍政治を終わらせましょう」と呼びかけて、アピール行動を終えました。

いのちとうとし

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