「広島ブログ」

2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« ヒロシマとベトナム(その13-2)ー「コロナ禍」と技能実習制度 | トップページ | 6月のブルーベリー農園その1(東広島市豊栄町) »

2020年6月 7日 (日)

被服支廠に想いを寄せて

広島市南区出汐にある旧広島陸軍被服支廠は、昨年12月に解体案が出され、議論を呼んだ被爆建物です。安全対策などの問題もありますが、被爆の実相を伝える生証人として、一部保存と言わず、全棟保存するべきだと思います。

1_20200604163301

思えばこの被爆建物との最初の出会いは、小学6年生の時、教室で担任の机の後ろに平和教育教材「ヒロシマ平和カレンダー」が何気に掛けられてあり、なんとなく勝手に触ってどんどんページをめくっていたら、突き当たりました。爆風でひん曲がった鉄製扉はインパクトが絶大で、しばらくカレンダーをつかんだまま眺めていました。ちなみに当時のクラスの担任は、特に平和教育をするというわけでなく、一人佇んで見入っている私を奇異な目で見ていたと思います。

その後、高校は広島皆実高校へ進学すると、学校のすぐ隣に建っているのを発見しました。まさかあの時のカレンダーで見たものが、高校の真横にあるとは・・・。最初は驚愕しましたが、毎日高校へ通っている内に、そこにあるのが当たり前になり、風景となっていきました。

2_20200604163301

いつまでも当たり前に建っているのだと思い込み、高校を卒業しました。そのまま年月が流れ、ここに来て解体・一部保存と、このような大きな動きになるとは、当時思ってもみませんでした。何としても全棟保存に向けてほしいと思います。

3_20200604163301

平和カレンダーは子ども向けの平和教育教材としてお勧め教材です。広島県教育用品(株)発行・販売で、現在私はこの会社の関連組織に勤務していますが、なぜか気になってカレンダーをずっと一人で見入っていたのも、何か幼き日の自分が将来を感じ取った運命的なものを感じます。

http://www.hipe.jp/calender/calenderindex.html

Mumei

[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

 

« ヒロシマとベトナム(その13-2)ー「コロナ禍」と技能実習制度 | トップページ | 6月のブルーベリー農園その1(東広島市豊栄町) »

文化・芸術」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

久しぶりに「ヒロシマ平和カレンダー」という文字を目にし、
オットさんが、私に知らせてくれました。
2001年、2002年と人形を製作しました。
子どもを育てながら、一ヶ月間かけて作ったものです。

ちゃんと私の名前が残っていて、
少し涙が出ました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ヒロシマとベトナム(その13-2)ー「コロナ禍」と技能実習制度 | トップページ | 6月のブルーベリー農園その1(東広島市豊栄町) »