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2020年5月 9日 (土)

被爆建物保存の意義

広島では昨年末、陸軍被服支廠の存廃を巡り揺れました。

若い人の活動や多くの市民の声が寄せられ、県・国を動かし保存への一歩が見え始めています。現在広島市内の被爆建物は86件あるそうで、年々減り続けている現状からぜひ存続を願いたいと思います。。

 広島市は1993年に爆心地から5キロ圏内を対象とした被爆建物の登録制度を開始しました。

本来原爆ドーム、被服支廠のように被爆当時のまま保存できれば一番良いのですが、耐震性等建て替えを余儀なくしなければならない建築物が殆どです。一部分でも、一つでも多くの被爆建物を保存することが、被爆の継承に繋がる一歩となると考えます。

 今、私が注目している被爆建物の更新が行われています。僅かな面影しか残っていませんが、本通りにあるアンデルセン(元帝国銀行広島支店)で、1925年に建てられたアーチ式の窓と両脇の窓に特徴がある建物です。原爆の被害がかなりひどかったこの建物も戦後数回改築されてきましたが、現在建て替え工事が行われていて、僅かながら一部残すように施工されているようです。二か月ぐらい前に行ってみましたが、工事中で何も見えませんでした。

これが取り壊し前のごく最近の状況です。

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すぐ近くの平和公園内では、レストハウスの改修も行われています。戦前呉服店として建てられ、被爆時燃料会館として利用され、原爆により地下室を除いて全焼し、多くの人が亡くなった建物です。リニューアル後の壁の色は呉服店だったころの色が使用されています。最近のニュースでは、7月1日のオープン時、被爆当時の絵や手記の展示、被爆ピアノが設置されるようで、被爆の実相を伝える場として多くの市民、他県の観光客に発信できそうです。

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 いつもなら修学旅行生の多い平和記念公園だが・・・

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座り込みの位置からもこの通り

新型コロナの影響で、平和のあらゆるとりくみが表に出せない今、8.6式典の縮小もあるかもしれません。しかし、忘れてはいけない被爆75周年の今年、被爆の実相を伝える一つの手段として、被爆建物の保存は大きな役割を担っていると思います。

                               安佐南区 輝き

<お知らせ>イライザさんの「新型コロナウイルス断想」の続きは、11日に掲載します。

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コメント

被服支廠、存続を、願います。丹下健三さんの作品の数々、いつ見ても、素晴らしいと、思っています。極々、一部の、利用展示保存、よくわかりません。それらを、公共の場所で、保存、展示を、願います。費用などを、どうしたら、いいのでしようか。

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