現在の日本全体の致死率は、Our World in Data の数字で見ると、4.27%ですので、それを使うと、2300人が、東京都内で亡くなっているはずだという結果になります。しかし、公式の死亡者数は212人です。2018年、東京都での肺炎による死亡者数は約8000人ですので、今年もこの傾向が続いているとして、コロナ感染による肺炎であるとは診断されていない死亡者の中に、実際はコロナによる肺炎が混じっていた可能性は否定できませんが、もう少し信頼できる数値がないと、これ以上の推論は意味がありません。
まず、第一作ですが、「コロナウイルス: 今すぐ行動すべき理由」です。原題は、Coronavirus: Why You Must Act Now――Politicians, Community Leaders and Business Leaders: What Should You Do and When?で、著者は勿論、Tomas Pueyo氏です。3月10日にアップされているこの論文は、ここをクリックすれば、御覧頂けます。
原題は、Coronavirus: The Hammer and the Dance――What the Next 18 Months Can Look Like, if Leaders Buy Us Time。 3月20日にアップされています。こちらをクリックして下さい。
再度、「ハンマ―」と「ダンス」のグラフを御覧下さい。
Tomohisa Kato氏による日本語訳はこちらです。コロナウィルス : 「ハンマー」と「ダンス」(Coronavirus: The Hammer and the Danceの翻訳)
三作目は、4月20日のアップで、タイトルは、「コロナウイルス:ダンスを学ぶ (「ハンマーとダンス」続編) パート1:世界中の国々から学べること、または、ダンスのマスター・クラス」です。原題は、Coronavirus: Learning How to Dance――Part 1: A Dancing Masterclass, or What We Can Learn from Countries Around the World
第四作が「「ハンマーとダンス」続編2:誰でも覚えられるダンス・ステップの基礎」です。原題は、「Coronavirus: The Basic Dance Steps Everybody Can Follow――Part 2 of Coronavirus: Learning How to Dance」で、マスクの効用やソーシャル・ディスタンスなど、私たちができることの詳細な説明です。このブログでは、5月3日から5回にわたって論文の一部を御紹介しました。
第五作は、4月28日にアップされた「「ハンマー戦略とダンス戦略」続編3:検査と接触者追跡の方法」です。原題は「Coronavirus: How to Do Testing and Contact Tracing――Part 3 of Coronavirus: Learning How to Dance」で、この論文を読むには、こちらをクリックして下さい。
最後に、私が信頼している見易いグラフの宝庫を御紹介します。データについては、Johns Hopkins University の信頼度が高いのは言うまでもありません。それも含めて、European CDC がまとめているデータを主要なソースにして、Oxford Universityの傘下にある「Our World in Data」というサービスが提供しているデータとグラフです。
それだけではなく、チェコの政府は、マスクを活用しようという世界的呼び掛けさえ行っているのです。それを推進しているNPOである「Masks4All」にチェコ政府も協力して作られた「How to Significantly Slow Coronavirus?」というビデオが、その主張を分り易く訴えています。日本語の字幕にするには、歯車印をクリックして、「字幕」のところで日本語を選んで下さい。
理由は良く分らないのですが、にもかかわらず、5月4日の緊急事態宣言一月延長が発表された日に、西村担当大臣が、それまで付けていた質の高いマスクを止めて、ちっぽけで、性能としては少し落ちる布製マスク、「アベノマスク」を着けていました。さらには、記者会見で、Pueyo氏の作った「Hammer and Dance」のグラフを使っての説明をしていました。ことによると、このブログをどなたか関係者が御覧になっていたのかもしれません。
マスク装着の全体的効果を[マスクの質] x [マスクを装着する人数]で表すことができるのは、御理解頂けると思います。後で再度説明しますが、そうなると曲線が双曲線になることも自然です。問題は、双曲線1が縦軸、横軸と交わるところが40パーセントであることです。以下、その点について、そもそもどんなモデルを使っているのかから始めて説明します。
この図の根拠になっているのは、西浦博教授等も使っている感染の状態を示す数値モデルです。1927年に、イギリスの王立アカデミーの紀要に発表された、William Ogilvy Kermack and A. G. McKendrick による論文で提案されたものですが、その後、感染症の拡散のモデルとして広く使われてきています。原文は英語ですし、数学的な記述は難しいので、神戸大学の牧野淳一郎教授による解説を紹介しておきます。岩波書店発行の『科学』5月号に掲載されている論文です。
根拠になったのは、私が一番頼りにしているサイトです。シリコンバレーでITの仕事をしているTomas Pueyoという人が、自分なりのボランティア・チームを作って調査・研究したことを分り易く連載物としてアップしてくれています。今回参照したのは、「Coronavirus: The Basic Dance Steps Everybody Can Follow――Part 2 of Coronavirus: Learning How to Dance」というタイトルです。日本語に訳しておくと、「コロナウイルスーー誰にでもできる基本的なコロナウイルス・コントロール法」そしてそれが「コロナウイルスのコントロール法を学ぶ」の第2部として位置付けられている、ということになります。略して「第2部」と呼ぶことにします。
前回取り上げた「Do what I say, not what I do.」が世界的に共有されているのは、この慣用句が主張していることとは正反対のことが広く、あるいは当り前のこととして、起きているからです。つまり、多くの子どもたちは親の言うことは聞かない、しかし親の行動を良く真似しているのです。それは、言葉より行為の方に、しばしば本音が現れているからです。横道に逸れますが、「親の行動」を少し広く解釈して、住んでいる周囲の環境と読み換えると、「孟母三遷」になることも、お分り頂けると思います。
このことを、ずばりと伝える慣用句が英語にあります。「Do as I say, not as I do.」です。たとえば、自分の子どもに「早く寝なさい」といったとして、「でも、パパは早く寝ないじゃない」という答えが返って来たときなどに、「私の言う通りにすればいいの。私がすることを真似しちゃ駄目。」と答えるような場合に使われますが、世界中の多くの親たちには親しみのある言葉でしょう。
「安心」には色々な意味があり、一番普通に使われている場合は、何らかの心配事から解放される時だと思います。その場合は「relieved」が良く使われるようです。まさに、何かから解き放たれる感じです。その他「reassured」とか「peace of mind」等もありますし、「feel safe」などがピッタリする場合もありますので、個々のニュアンスで決めるのが良いのではないかと思います。
当方、普通の機器しか、持っていません。スピーカーだけ、増やして、いました。でも、たった1セットの高級スピーカーに、負けているかも、知れません。お金を、かけたくない、いいえ、先立つものが、、、ないのです。昔から,オーディオの音質は、、金額に、比例は、するとか、、、、。当方、そういう、凝り性では、なてく、ほどほどと、いうものです。車に、マークレビンソン仕様。いい音が、しています。別の車は、後席の、ヘッドレストの、後ろに、スピーカーが、あります。トランク全体を、使って、響かせて、います。後者の方が、好みです。前者の、マークレビンソンも、トランクで、鳴っていますが、後者ほど、スピーカー径が、大きくありません。あの有名な三橋達也さん。壁にスピーカーを、埋める、と、いうものでした。と。オーデオの、本を出している同級生が、います。当方、理論は、ありません、感覚的な、自分の、好みだけです。当方は、とりあえず、スピーカーを、増やす、と。30年間、そこで、止まって,います。大小スピーカーボックス、片側、数個ずつ。配線を、枝分かれ、させています。アンプ、安価です。3セット、あちこちに。環境というのは、オーデオルームと、いう、ことですか。それとも 、機器、機材も、ですか。当方、ながら族なので、音質には、うといです。 Jerry Keller here COMES SUMMER. イライザ様のアメリカ高校時代、こんなカンジだったのかなぁ、と。好きな歌の一曲です。昭和40年代ドーナツ盤,50年代、LPです。 今、youtubeです。
投稿:2020年5月21日 (木) 01時47分
賞品は、「Architektur aus Papier」です。グリーティング・カードなのですが、二つ折りのカードを開くと、中に、3次元の建物が現れるようになっています。建物は、ベルリンの中心部にあるコンサートホール広場の三つの建物です。
送り先をコメントとしてお送り下さい。これは公表しません。
私はLPを聞くので固定した場所での再生装置です。まずはスピーカー、そしてあとはレコードプレーヤーかなと思っています。
投稿:イライザ 2020年5月21日 (木) 20時12分
と言うものの、毎年2−3回はスピーカー・ヘッドホン・イヤホンを買い替えている私で、最近はネットオークションのおかげで買った金額より高く売れる場合も珍しくなく、安いセルフ・サブスクリプションですが、それはそれで音楽を楽しむこととは別の趣味になっています。
投稿:工場長2020年5月23日 (土) 12時26分
残念なことに、最高の音響機器の中にも優劣があるようで、私はそこそこの外部機器に頼らざるを得ない状況です。特別定額給付金の一部をそれに充てることも検討中です。
それと、最近は私もYouTubeを良く利用するようになりましたが、色々と面白い発見があって、何時まで経っても人間ってあまり進歩していないんだなー、と思うことも再々です。
投稿:イライザ2020年5月23日 (土) 18時25分
「工場長」様
大切なことを忘れていました。いつも楽しくためになるコメントを有難う御座います。「賞」を差し上げます、と約束しましたので、「いつもコメント有難う賞」です。
賞品は、Architktur aus Papierで、二つ折りのカードを開けると現れる建物はドイツの国会議事堂です。
投稿:イライザ 2020年5月23日 (土) 18時38分
youtubeを、ご覧に、なるということで。総理大臣の、車列の走行、箱乗り他です。何で、品の無い走りなのでしょうか。警護車に、赤色灯装備ですが。白バイの、パトカーの先導で、緊急走行した方が、周囲にも、わかって、いいと思うのですが。外国の元首の、それのように、交通遮断までは、望みませんが・・・。ニンジン棒を、振って、身体を、乗り出して、強引に、割り込みです。赤色灯を、回せば、一般車は、譲るのに.まぁ、品の無い走り方です。見ている、こちらの方が、恥ずかしくなります。警護車が、右に、左にと、車線変更の、繰り返しです。それについて、合理的な、理由が、見い出せません。パトカーが、いたら、総理大臣の車の横に並ぶ者は、いません。センチュリーでしたが、一台は、カーテン有り、もう、一台は、カーテン無し。両方カーテン有りにすれば、いいものを。どちらの車に、総理大臣が、乗車しているか、わからないように、することが、セキュリティ対策だと、思います。一体何をやってんでしょうか。抜けてます.佐々淳行さん、曰く。最悪の事態から、警備を、考えろ、と。緊急走行でなくても、警護車は、赤色灯を、回せと、なります。一般車に、急ブレーキなんか、させては、いけないのに。強引な割込み、これだけで、OUTです。
投稿:山下 2020年6月 3日 (水) 14時58分
勉強になるコメント有り難う御座いました。総理の車列をYouTubeで見ました。
それで思い出したのが、ボストンで遭遇した「Hells Angels」の車列です。大型のモーターサイクルが複数台、高速への入口を封鎖して他の車を制圧して、我が物顔に高速を独占するやり方はピッタリ一緒です。
もう一つ、昔、土井さんが党首として外国に出掛けるために成田に向っていたときは、パトカーに先導されていました。御指摘のように、その方が安全だし、周りの人たちも協力し易いと思いました。
投稿:イライザ2020年6月 3日 (水) 19時45分