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2020年4月25日 (土)

原発で使用された物がフライパンの材料になる日!?

 少し刺激的なタイトルを付けましたが、いくら放射線レベルは下がったからといっても、こんな物で加工されたフライパンで野菜炒めや餃子を作りますか?

中国電力は4月7日、原子力規制委員会に対し、島根原発1,2号機で使用された蒸気タービン設備について、「クリアランス制度」を適用するための申請を行いました。

「クリアランス」といっても、理解できないかも知れませんので、簡単に説明しておきます。私たちは「スソ切り」とも言ってますが、一定レベル以下の放射性廃棄物について規制の対象から外すという制度です。ズボンのスソを腰周りのところで切るか、膝のあたりで切るかということで、そう表現しています。

切られた下の部分は、一般の廃棄物として再利用するというものです。この制度は、2005年に原子炉等規制法が改悪されて導入されました。島根原発のような沸騰水型(BWR)原発の場合、解体廃棄物約54万トンのうち、低レベル放射性廃棄物が約1万3千トン、クリアランスの対象が約2万8千トンと見込まれています。このクリアランスの対象になった物が、フライパンの材料になるぞーとして、この題名にしました。クリアランスレベル以上の放射性廃棄物は、それなりの処理・処分をしなければなりません。しかしクリアランス以下の放射性廃棄物は、普通の廃棄物として扱えられ、一般廃棄物と同じように再利用され経費節減をするという魂胆です。

この度の申請で対象になったのは、蒸気タービン設備取り換え工事によって、使用済みとなった低圧タービンの部品などです。これまで中電はタービンの取り換え工事を、1号機については3回、2号機では1回行っており対象物は総重量で約千トンに上るとしています。

実際の作業は、対象の物の中に含まれているコバルト60という核物質(核種)の放射能濃度を測定して、クリアランスの対象になるかどうかを評価するというものです。

 

これまで原発関連施設で、クリアランス制度により再生利用されたのは、茨城県の東海原発や、岡山県で鳥取の県境に在る、かっての「動力炉・核燃料開発事業団(現在は、日本原子力研究開発機構)」の人形峠の事業所から出てきた放射性廃棄物の金属類や土(人形峠ではウラン残土といいます)などが、原子力施設のベンチやテーブル、花壇などで使用するレンガに再利用されています。

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原子力規制委員会は昨年の年頭に行った会議で、「クリアランスレベルの設定対象の拡大及び同レベルの合理的な確認方法の構築」などと、私たち庶民には分かりにくい言葉を使って、規定の見直しという「手抜き」方針を打ち出しました。

例えば、これまでは重要10の核物質(核種)をすべて測定評価してきたことを削除し、また評価の単位の10倍引き上げ、測定も全量又は全表面としていたものを、サンプリング測定で「良し」としました。

このクリアランス制度の「手抜き」の背景には、福島原発事故による除染土を減量させようとして焦っている環境省が、除染土を盛り土や埋立て材として再利用させようとする魂胆と結びつく危険性があります。

 

話しが最初に戻りますが、島根原発の場合、沸騰水型という型ですから原子炉タービンに直接核分裂した水が吹き付けられるのです。ちょっと今日の話しは難しかったですかね。

省ちゃん

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コメント

蒸気タービンの材質は何ですか。です。現在の主流のフライパンの材質は、アルミです。

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