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2020年3月18日 (水)

広島市議会予算特別委員会傍聴記-その3

昨日まで13日に開催された広島市議会予算特別委員会傍聴記を書いてきましたが、今日は、議会傍聴を通じて感じたことをまとめてみたいと思います。

わずか一日だけの傍聴ですので、多分に私の思い込みによる感想になると思いますが、気になったことを書いてみます。

第1は、議会の日程です。今回の定例議会は、2月14日に開会し、当初は3月26日まで開催されることになっていました。新型コロナウイルス対策ということで、3月20日に閉会するよう変更されました。私が、疑問に感ずるのは、予算特別委員会の日程短縮です。議会開会当初は、予算特別委員会は、議案(例えば、「文教」など)ごとに2日間が予定されていました。しかし、会期途中で1日に短縮されました。もちろん各会派の協議によって決められたことだとは思います。しかし、予算の審議は、議会の中でも一番重要な活動です。だからこそ、他の3回の会期(定例は年4回開会)に比べ、日程が長く設定されています。これで十分な審議時間が確保されるのかと疑問が湧きます。もう少し工夫はなかったのかと率直に感じます。

第2は、質問の中味です。質問の多くが「過去の実績(数字)を訊ねる」ものだったように感じました。聞いた限りでは、その多くは事前に担当に問い合わせればわかることです。短い持ち時間ですから、そこに時間を費やすことより、それに基づく、意見や提言を行って議論を深めてほしいと思います。

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第3は、もちろん質疑の中では議員からの貴重な提言もありました。しかし、その多くは、なぜか発言の最後に行わるため、言いっぱなしで終わることが多くありました。一番聞きたかったのは、この議員の提言や意見に対する市側の答弁です。ここが審議するポイントだと思ったのですが。

第4は、傍聴記その1でも書きましたが、議員からの質問に対する答弁のほとんどを課長が行っていました。その原因の一つに、第3で指摘したことと思いますが、予算には新規事業も含まれているのですから、基本的なこの事業の在り方、考え方が論議される必要があると思います。そういう討論にならば、部長以上が答弁する機会も増えるはずです。ちなみに、この日の審議では、市長の発言は1回だけでした。局長の発言も1回でした。

批判的な感想を述べてしまいましたが、もちろん画像を使うなど工夫した質疑も多くあったことも紹介しておきたいと思います。また、他の議会では新型コロナウイルス対策ということで、議会傍聴を中止したところもあるようですが、広島市議会は、希望すれば傍聴ができます。

議会の傍聴は誰でも、自由に(途中まででも、途中からでも)傍聴することができます。ネット中継もされていますので、そちらで見ることもできますが、一度現場で体験してみるとよいと思います。

いのちとうとし

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