広島の桜開花発表と近所の桜
昨日広島地方気象台が、桜の開花を発表しました。広島地方気象台の桜の標準木は、このブログでも紹介した縮景園にあります。すぐにも行って自分の目で確かめたかったのですが、縮景園も新型コロナウイルス対策で、今月末まで閉園中のため、入ることができません。
昨日の開花発表は、例年より5日早く、昨年、一昨年と同じ日です。ちなみに、広島地方気象台によれば、広島で最も早かった開花発表は、2004年の3月19日、最も遅かったのは1984年の4月8日だそうです。
ところで同じ開花発表日でも満開日は、昨年が4月3日、一昨年は3月28日と大きく違っています。果たして今年は? ちなみに満開日は、つぼみの約80%が開いた状態になった日に発表されます。
桜の開花日は、ソメイヨシノが標準木となっていますが、サクラには他の品種もたくさんあります。その一つシダレザクラの木が、わが家から250m以内の近所に、3本あります。桜開花日の昨日、その3本のシダレザクラの様子を観察してきました。
最も近いシダレザクラは、マンションの真向かいにある本逕寺の墓地に植わっています。80mの近さです。すでに5分咲きという状態です。周りに何もないからでしょうか、真っすぐ上に伸びており、見上げるようです。
ここの境内には、昨年7月のブログで紹介した被爆樹木・ボタンが、このシダレザクラの真下に植わっています。ボタンも葉が茂り、よく見ると大きなつぼみを付けているのが分かります。咲くのが楽しみですので、また何度も足を運ぶことになりそうです。
170mほどの広島市役所前庭にも、被爆樹木のソメイヨシノと並んで、シダレザクラが植えられています。ここのシダレザクラは、他の2本と比べると小ぶりな木ですが、この木も枝によってはずいぶんと開花しています。
このシダレザクラの奥側に被爆樹木のソメイヨシノが植わっています。目を凝らしてよく見ると何輪かは咲いていますが、見ごろになるのはもう少し先のように思われます。
最後に訪れたのが、25mほどの距離にあり、昨年も紹介した普門寺のシダレザクラです。桜の開花とともに、いつもは閉じられている山門が開き、この時期だけは山門をくぐってはいることができます。
開花状況は、50%ぐらいです。特に本堂前の枝は、満開といってもよいほど咲き誇っています。
この普門寺は、毛利元就ゆかりのお寺です。吉田の地で開山し、その後広島の打越、広瀬と移転し、1600年ころ現在の地に建立されたそうです。広島城を築城した毛利輝元は、久しく子どもを授かることができませんでしたが、この大悲殿に通い祈願したところ、嫡男となる秀就を授かったそうです。普門寺が現在地に移った思われる1600年からは、福島正則が広島城主となっていますから、輝元が通ったのは打越にあったころだとと思われます。
普門寺には、毎年花見に訪れていましたが、初めて知る由緒でした。昨日は、たまたま庭掃除をされている奥さんと出会うことができ、いろいろなお話を伺うことができました。
新型コロナウイルス騒動があっても、今週の普門寺には、例年と同じように多くの花見客が訪れることになると思われます。
いのちとうとし
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