梅の花見に縮景園を訪ねました
縮景園の「梅まつり」が、昨日(21日)から始まったようですが、私は、今年一番の寒さが遠ざかった19日、陽気に誘われて梅林に咲く梅を見るため縮景園を訪れました。
梅林に近いところからと県立美術館の受付に行き入場券(65歳以上は無料)を受け取り、バーコードリーダーにかざして、いざ入園です。
すぐに今を盛りと咲き誇る梅の花が目に入ります。18種類114本の梅があるそうです。すでに花を散らす木もありますが、多くの入園者が、カメラ、スマホをかざしてパチリ。私も負けずとアップで一枚。種類は、呉羽紅梅です。
もう一つ八重の花が目につきました。楊貴妃です。すてきな名前です。
梅林を一回りし、他にも春の訪れを告げるものはないかと園内を散策。すぐ北隣にある大きな甕10個ぐらいの一つに、新芽が見えます。花菖蒲です。
さらに春を探そうと園内と移動していると「植物季節観察用標本木 やまはぎ 広島地方気象台」の小さな立て札が目に入りました。周囲を見渡しても、どこに木があるかわかりません。近くで松の手入れをしておられた庭師の方に聞いてみました。「立て札のすぐ左手にあります。でも今は、根元付近で切り込んでいるので見にくいですよ。春になると新しい芽が出て、秋には2mぐらいの高さになり花を付けます」と教えていただきました。引き返してよく見ると茶色の木を見つけることができました。
夏頃には、こんなにふうに葉が茂るようです。
広島地方気象台は、13本の「植物季節観察用標本木」を指定しているようですが、そのうちの11本(ススキ、椿、アジサイなど)が縮景園内にあるそうです。私たちが気象ニュースなどでよく耳にするのは、桜や梅ですが、この2種類も縮景園にあります。私も見つけました。ちょっと不思議だったことは、この2種類の標本木には、正と副があることです。
話が横道にそれましたが、園内巡りが続きます。作業中に庭師のすぐそばに、誰もが目にする大きなイチョウの木があります。園内に3本ある被爆樹木の1本です。
他の被爆樹木(クロマツとムクノキ)も見たいと、再び庭師の方に場所を尋ね、足を運びました。クロマツは大きく育っています。ムクノキは、園の一番北西の端で、塀を突き抜けるように立っています。太い幹の部分は、空洞になっており、枯れ木のようにも見えます。ちょうど通りかかった園内を掃除されている方に尋ねると「毎年夏には、しっかりと葉を茂らせますよ」とのこと。まだまだ元気なようです。
縮景園側からは、空洞の様子が見にくいので、外に出た後縁の外側に行き、写真を撮りました。
園内を一回りし、桜の標準木・副を見ていると、その奥にピンクの花を咲かせた木が目に入りました。カワヅザクラです。
近くによると、多くの人が望遠レンズ付きのカメラを構えています。「なんだろう」と私も目を凝らしてみてみると、メジロが密をついばんでいます。私も、スマホのシャッターを押します。何とか、その一枚にメジロが写っていました。
啓蟄の3月5日には、害虫駆除のためにクロマツにまかれた「コモ巻き」が撤去されます。そして、やまはぎが芽吹き、花をつけた時、元気に葉を生い茂らせるムクノキの姿を見るためなど今年は何度か縮景園を訪れることになりそうです。
いのちとうとし
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