被爆の生き証人としてⅡ
昨年12月4日、広島県は「旧広島陸軍被服支廠」について、所有する3棟のうち1棟の外観を保存、残りの2棟を解体する方針を明らかにしました。残りの1棟を所有する国も「解体を含めて検討中」との考え方を示しています。
その方針が発表されて以降、県民・市民が全棟保存を求め行動する新聞記事が連日掲載されています。ある集会で被服支廠の保存を願う中西巌さんは「被爆者が年々少なくなる中で、被爆の実相に触れられる被服支廠の価値は日増しに高まっている」、広島平和記念資料館の元館長の原田浩さんは「国や県は建物を残すか残さないかではなく、どう残していくのか考えてほしい」と話をされました。
そのような中、広島県は被服支廠の存廃を決定するにあたり、パブリックコメント(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/13/hihukusisyou.html)を12月17日から1月16日の期間で募集しています。財政の問題はたしかに大きなものですが、一度、壊してしまえば元には戻せないことも踏まえ、国・広島県・広島市が知恵を出し合い一体となって全棟保存をすすめるように皆さんの声を届けましょう。
~ヒロシマを忘れた時、ヒロシマは繰り返される~
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